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よくあるご質問

-FAQ-

機能性低血糖・副腎疲労の診断を受けています。
夜間低血糖の症状(痺れや暑さ)で1時以降に目が覚めることがあり、朝も空腹感が強く、アドバイスに従って出汁葛湯、ミニおにぎり、ココナッツバターなどで頻回に対応していますが、なかなか血糖値が安定しません。
昼食後も同様に安定せず、繰り返しています。
現状は朝もある程度血糖を上げる食事をしながら、頻回捕食で低血糖を防ぐしかないのでしょうか?
この対応を繰り返すことで、いずれ改善していくのでしょうか?
また、夜間低血糖が起きてしまった場合、夜中でも起きて何か口に入れた方がいいのでしょうか?

機能性低血糖と副腎疲労の診断を受けていらっしゃるとのこと、とても大変な状況をお知らせくださってありがとうございます。

夜間の痺れや暑さといった症状、そして朝からの強い空腹感、繰り返しの低血糖への対応についてです。

まず、低血糖症状が夜間や朝に強く出てしまうケースでは、血糖値の急激な上下動を避けることが重要です。

特に副腎疲労が関係している場合、体のストレスホルモン(コルチゾールやアドレナリン)の分泌バランスが乱れて、血糖調節がさらに難しくなります。

🌿【夜間の低血糖について】


夜間に症状が強く出た場合、眠りが浅くなって体も疲れてしまいますね。

医学研究では、夜中に低血糖症状で目が覚めた場合には、できれば軽く血糖値を上げるために少量の糖質(グルコース含有のもの)を摂取することが推奨されています。
(これはPubMed掲載の複数の論文にも記載があります)

例えば、はちみつや干し芋の小片、果物などがよいでしょう。

これにより症状が緩和し、再び眠りやすくなります。
ただし、量が多すぎると血糖が急激に上がり、その後の反動で再び低血糖になることがあるので注意が必要です。

🍽️【朝〜昼の血糖コントロール】


朝や昼食時に血糖がなかなか上がらないのは、身体のストレス反応やホルモン異常も影響しています。
脂質(ココナッツバターなど)、タンパク質、緩やかに吸収される糖質(葛湯やおにぎり、干し芋)を組み合わせてとる方法は非常に理にかなっています。

これにより、「血糖値が安定しやすいお米の選択」「食物繊維を少し増やす」「食事回数を増やし細かく食べる」などの工夫が加わるとさらに良いでしょう。

また、「頻回の少量摂取」は低血糖予防に効果的です。

対処を続けることで、体が少しずつ安定に向かうことが期待できます。

⚠️そして、副腎疲労対策も忘れずに
血糖コントロールだけでなく、副腎疲労の改善も必要です。
良質な睡眠、ストレス軽減、ビタミンCビタミンB群、マグネシウムのサポートを検討して継続しましょう。

改善には時間がかかるとは思うのですが、体調がなかなか改善しない時には、おかかりのクリニックの主治医のドクターにご相談くださいね。