-FAQ-
40代女性です。
てんかんでイーケプラを毎日服用しています。
最近、頭がふわふわして注意力が散漫になりがちです。
月に10日ほど頭痛があり、ロキソニンを飲んでも効かないこともあります。
さらに、悪夢をよく見たり、お腹の調子も悪く、水のような便が続いています。
汚い話で申し訳ないのですが、すぐにお腹が痛くなってしまいます。
加えて、毎日焼酎かハイボール、ワインを700mlほど飲んでいます。
アルコールは現在の症状に関係あるのでしょうか?
何かオススメのサプリがあれば教えてください。
よろしくお願いします。
てんかんの治療中でイーケプラ(レベチラセタム)を服用されているとのこと、かなりご心配な症状もたくさん感じていらっしゃるのですね。
頭のふわふわ感や注意力散漫、頻繁な頭痛、悪夢、さらにはお腹の不調まであって、おつらい状態だと思います。
私もイーケプラについて調べてみました。
まず、お伝えしたいのは、これらの症状はイーケプラの副作用として報告されていることもあります。
特に神経症状や消化器症状、不眠や悪夢などです。
サプリメントの提案をする前に、主治医の先生に現状の症状を細かくお伝えして、薬の見直しや追加の診察を受けることがとても大切だと思いました。
その上で、ご希望に沿って分子整合栄養学の視点から、次の栄養サポートを考えました。
- 1. マグネシウム
神経の興奮を和らげる働きが強く、筋肉の緊張や頭痛、神経過敏の改善が期待できます。
またイーケプラはマグネシウムの利用を妨げることもあり得ます。
おすすめの形態は吸収が良い「グリシン酸マグネシウム」。
1日200~300mg程度から始めて様子を見てください。 - 2. ビタミンB群(特にB6)
B6は神経伝達物質の合成に関わり、てんかんの薬の副作用緩和にも役立つ例があります。
B群はストレスや薬の代謝で消耗しやすいため、複合ビタミンBを摂るのがよいです。
ニュートライズのビタミンBは血中に長くとどまる設計をしているので、お役に立つと思います。 - 3. プロバイオティクス+プレバイオティクス
腸内環境の乱れからお腹の調子が不安定なのかもしれません。
水様便や腹痛がある場合は、腸粘膜を修復し炎症を抑えるための善玉菌を増やすサポートが必要です。
ビフィズス菌や乳酸菌を含むプロバイオティクス製品と、それらの餌となるオリゴ糖類などプレバイオティクスの摂取をおすすめします。 - 4. オメガ3脂肪酸(EPA/DHA)
神経機能をサポートし炎症を軽減するために有効です。
イーケプラによる神経系の副作用を緩和する可能性ありです。
高品質のフィッシュオイルから摂るのが望ましいです。
⚠️重要な事‼️
下記の点も必ずクリアしてください。
- * イーケプラの副作用と症状悪化を主治医に相談し、薬の調整や追加検査を受ける
- * 便の異常(頻繁な水様便)は感染症や他の消化器疾患の可能性もあるので消化器科受診も検討
- * 栄養療法専門医も受診して、採血結果からサプリメントの摂取の相談をした方がいいです。
また、毎日焼酎やハイボール、ワインを700mlほど飲まれているとのこと。
アルコールが現在の症状にどのように関係しているか、分子整合栄養学や医学研究の観点からお話ししますね。
✨【アルコールが与える影響について】✨
- 📍中枢神経系への影響
アルコールは脳の神経伝達や神経活動に強く影響します。
てんかんの治療薬であるイーケプラの作用にも干渉する可能性があります。
特に、アルコールは抗けいれん薬の効果を妨げたり、副作用を悪化させたりするリスクがあります。
また、アルコールの摂取は注意力散漫やふわふわ感、悪夢など不安定な神経症状を引き起こすことが知られています。 - 📍頭痛や睡眠障害の増悪
アルコールは血管拡張や神経炎症を招き、頭痛の頻度や強さを高めることが多いです。
また睡眠の質を低下させ、悪夢や中途覚醒を増やすこともあります。 - 📍消化器と腸内環境の悪化
毎日のアルコール摂取は腸粘膜のバリア機能を傷つけ、腸内環境の乱れや炎症を促進します。
これが腹痛や水様便の原因と深く関わり、慢性的な下痢につながることもよくあります。
🎯【アドバイス】🎯
きついお話かもしれませんが、アルコールの継続的な大量摂取は、症状の悪化やお薬の効き目の低下につながります。
まずは少しずつ量を減らすことを検討してください。
特にてんかんの方はアルコールは発作リスクも高めやすいので、医師に正直に飲酒状況を伝え、専門家の指導を仰ぐのが安全です。
先に提案したマグネシウムやプロバイオティクスなどのサプリメントは、アルコールによる栄養不足や腸の保護にプラスに働きますが、根本的な改善には減酒も不可欠です。
ご自身の体調や生活の質が向上できるよう、一歩一歩無理なく取り組んでいきましょう。
応援しています‼️