-FAQ-
40代女性、太め体型です。疲労感が抜けず睡眠の質も悪いです。
太っているのに中性脂肪が低値(現在41)で、健診で再検査となったことが何度かあります。
副腎疲労について知りたいです。
現在、起床時にビタミーナ1包、朝食の味噌汁にビタミンDリキッドスプレー5プッシュ、寝る前にビタミンBを2錠飲んでいます。
以前フェリチンが枯渇していましたが、現在はHbが12を切ることはなくなりました。
日によって甘いものが欲しくてたまらなかったり、朝からの眠気、手足の冷え、動悸に悩まされています。
内科で採血をしましたが異常はありませんでした。
石川県で栄養療法を行っているところを教えてもらえませんか?
ちょっとお辛い状態のようですね。
今の状況を伺うと、本当は栄養療法専門医に受診した方が良いですが…
まだ受診していらっしゃらないようでしたら、ぜひご検討ください。
なぜ副腎疲労になっているのか、根本的な解決するをするためには、少し深くお調べする必要もあります。
【副腎疲労とは?】
副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)は、ストレスが長期間続いたことで、副腎(腎臓の上にあるホルモンを作る小さな臓器)が疲弊し、コルチゾール(ストレスに対抗するホルモン)をうまく分泌できなくなる状態を指します。
正式な病名ではなく、医学的には賛否がありますが、次のような症状があると「副腎疲労かも」と言われることがあります。
主な症状:
- • 朝起きるのがつらい
- • 日中ずっと疲れている
- • カフェインや甘いものが欲しくなる
- • ストレスに弱くなる
- • イライラしやすい
- • めまいや低血圧
- • PMSがひどくなる など
副腎は、ストレスに対応するホルモンを出してくれる大事な臓器なので、疲弊すると全身のバランスが崩れやすくなります。
【太っているのに中性脂肪が低い理由】
中性脂肪が低いのに太っている…というのは少し不思議に感じるかもしれませんが、いくつか考えられる理由があります。
- 1. 交感神経の緊張(ストレス反応)
交感神経が過剰に働いている(ストレス状態)と、中性脂肪が消費されやすくなることがあります。
ストレスホルモンであるアドレナリンやコルチゾールが、脂肪を分解する方向に働くためです。 - 2. 低栄養型の肥満(かくれ栄養不足)
栄養が偏っていたり、食事量が少なくても糖質に偏っている場合、「脂肪はつくけど、中性脂肪やコレステロールは作れない」ことがあります。
特にたんぱく質不足やビタミン・ミネラル不足があると起きやすいです。 - 3. 肝機能やホルモンバランスの乱れ
肝臓がうまく脂質を合成・分解できなかったり、甲状腺ホルモンの異常などでも似たようなパターンが見られます。
お食事の実践
高タンパク、低糖質が基本。
小麦粉、乳製品は腸管に負担となるのでできるだけ避けるようにします。
食べ順を守り、タンパク質と食物繊維であらかたの満腹を作ります。
最後にご飯を少量など。
厳密な糖質制限は向かない場合が多いです。
空腹時間長くしないこと。
食事の間に補食を入れて、少量頻回食でできるだけ低血糖にならないようにします。
ニュートライズのビタミンB、亜鉛なども血糖コントロールに効果的です。
また副腎サポートのためにはビタミンCも取りたいところ。
ビタミーナもぜひ継続してくださいね。
鉄の不足はないのでしょうか?
有経女性は潜在的な鉄欠乏の方が多いです。
炎症がある時などの鉄の補充は難しいので、そういう意味でも、きちんと栄養療法専門医にご相談いただいた方が良いです。
副腎疲労の改善には腸内環境からのアプローチが必要なことも多いです。
ビタミンDやビタミンAも腸管粘膜バリアの丈夫な構築に関与します。
なお、一般の内科では、検査会社の基準値に入っていると、異常なしとなってしまい、不調の根本的なアプローチの手立てがなかなか示されないことが多いです。
石川県でしたら
白山市の新くりにっく様はニュートライズ製品のお取り扱いもあるクリニックです。