NUTRIZE

インサイドストーリー

-INSIDE STORY-

既に栄養療法に取り組まれている先⽣⽅はこの「サプリメント」という⾔葉にアレルギー反応を⽰すことはあまりないかもしれませんが、初めて踏み⼊れる領域として認識されている先⽣⽅に関してはおそらく「怪しいもの」「信⽤できないもの」という印象を持たれているのではないでしょうか。
おそらくここを読まれている先生の中にも私が標準治療を無視した医師と認識されている方がいるかもしれません。

  • サプリメントはまがい物か?

    実は私も以前はサプリメントが大変苦手でした。栄養療法に取り組むまでは、過去⼀度も購⼊したこともなければ飲んだこともありません。私の専⾨は整形外科だったため、手術前に⼊院してきた患者さんのお薬チェックの際、看護師から「○○というサプリを持って来ているのですがどうしましょうか?」というおそらく手術をする先生なら誰もが聞かれた質問に対し、「全部中⽌して下さい。飲みたかったら退院してからにして下さい」と⾔っていました。
    また外来でも患者さんから「△△というサプリがあるのですがあれってどうですかね?」と恐る恐る聞かれた際も、「そんなものが効くくらいなら医者なんていらないよ」とけんもほろろに⼀蹴していました。おそらくそういった先⽣も多いのではないでしょうか。今となっては患者さんの気持ちに寄り添っていなかったことを反省するばかりです。

  • なぜ今サプリメントなのか?

    サプリメントの意味は「供給するもの」、そしてその意義は「⾷事で⾜りない栄養をサプリメントで補う」です。これ以上でもこれ以下でもありません。何か特別なものでもなければ特殊な病気が治るような話があるわけでもありません。(と私は思っています)
    ここを履き違えると医学を冒涜する⼤きなトラブルになると常に思っています。現代の⾷事とその摂取基準に照らし合わせ、⾷事でどうしても補えない分をサプリメントを利⽤し(その名の通りまさにサプライ(供給)し)健康を維持していく。分かりやすく⾔えばたったこれだけです。ただそこになぜうさん臭さが漂うのかと⾔えば、これはサプリメントが「薬」ではなく「⾷品」だからだと思っています。サプリメントをさも薬のように謳い、⾒せかけ、過剰な広告で販売するテレビCMなどは皆さんも嫌というほど⾒てきたでしょう。しかし実態は、栄養素のほとんど⼊っていない(⼊っていても意味をなさない)賦形剤(医薬品などの取り扱いや成形⽤に⼊れる添加剤のこと)のサプリメントが多く、理論上の数値と実際の数値が合わないことが多く、またそれが許される領域です。ここが薬と⼤きく異なるところで、「飲んでも効かない」と表現される⼤きな所以です。

  • 久米との出会い

    そういった、いわば「まやかし」の類だと思っていたサプリメントですが、弊社共同代表の久⽶が別会社の代表だった時にサプリメントについて話をしたところ、⾮常にまじめにモノ作りをしていることを知りました。「サプリメントとはいえ、ここまで真面目に作る⼈間がいるのか」というのが率直な感想です。サプリメントは薬品と異なり参⼊障壁が⾮常に低く、⾔ってみれば誰でも作れます。しかし、そんな中にあって久⽶は⽇本の職⼈よろしく真⾯⽬に真摯にモノ作りを続けていました。彼がこれまで送り出してきたサプリメントは実際に医療現場で使われ沢⼭の成果をあげています。しかし、⼀⽅で信頼できるサプリメントというものがいかに少ないかも実際に自分が取り扱うようになって知ることが出来ました。

  • 医師は医師の話しか聞かない

    実は久⽶と知り合ったのは20年近く前になります。そして私が栄養療法に取り組み始めたのは今から5年前。この間、よく⼀緒に釣りに⾏っていましたが、私は彼がサプリメント会社の代表を務めていることは⼀切知りませんでした。そしてある時なぜ今までサプリメントの話をしなかったのか?と聞いたところ、たった一言、「医師は医師の話しか聞かないから」と⾔われました。これには思わず⼤きく頷いてしまいました。当時の私は一般的な医療に邁進している時期であり、おそらく彼からサプリメントの話を聞いたところで絶対に信⽤しなかったでしょう。まさに医師は医師の話しか信⽤しないのです。

  • To Doctor, For Patientsに込めた思い

    ドクター栄養学は誤解を恐れずいえば、患者様が病院・クリニックを受診しないようにするためのものです。普段の⾷事、⽣活、⾏動を変え、病気にならない体作りを大切にしています。これは先⽣⽅ご⾃⾝の健康にも寄与するものと思っています。普段診療に当たられている先⽣⽅が、ご自身も健康に、そして⾃信をもって⾷事指導をする、そんな⽇が来ることを願っています。とはいえ⽇々の診療の忙しさがそれを妨げていることも事実です。我々ニュートライズは先⽣⽅に栄養学のエッセンスをお伝えし(To Doctor)、その先にいる患者様のために(For Patients)役⽴ちたいと思っています。そしてその仕組みは、私⾃⾝が医師として働く中でどうやって時間を作れば患者様の健康に寄与できるか?理解してもらえるか?を考えた末に導き出しました。まだ試行錯誤の段階ではありますが、あくまで医師の⽬線に⽴ち、患者様に対してどう説明するか?私が医師だからこそ医師にしか分からない普段の診療の難しさを理解し、妨げにならない説明の仕⽅などを交え、患者様に栄養の⼤切さをお伝えしたいと思っています

代表取締役副社長医師 富所 潤

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