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よくあるご質問

-FAQ-

いわゆる中毒症状(依存症状)の種類とそれらから抜け出す方法について教えてください。
また、最近ではデジタルデトックスなど新しい依存症の対策もあります。
これらの依存症は質が同じように感じるのですが、改善するための栄養的な視点やサプリメント、栄養の運用法についても知りたいです。

心を使っているのは『脳』です。

イライラやうつ、不安などのメンタル低下や依存症の背景にも脳内神経伝達物質のバランスの乱れがあると栄養療法では考えられています。

脳内神経伝達物質は、興奮系、抑制系、調整系の3本柱です。

この3つのバランスが取れていれば、気持ちも安定しますが、バランスが崩れた時に、うつや不安などのメンタルの低下や、不眠、またドーパミン放出して快楽を得ようとする代償行為の依存なども出てきやすいです。

3つの脳内伝達物質量の中で最も多いのは興奮系のノルアドレナリン、アドレナリン、アセチルコリン、グルタミン酸などです。
自然界の生物は外敵から身を守るために攻撃と防御に関する興奮系の神経伝達物質は不可欠でそれだけ重要なものだったのでしょう。

これが適度に分泌されているとやる気が満ちて、程よい緊張感も保たれますが、不足するとメンタルは低下しやすく、やる気も削がれます。

また多すぎても攻撃的になりやすいですね。

抑制系の代表は多くを占めるのがGABAで、興奮系のブレーキ役となります。

このGABAの合成に欠かせないのがビタミン群の中のB6です。

まずは脳内神経伝達物質の生合成のために、必要な材料をきちんと入れること。

第一にタンパク質ですが、それを有効に利用するためにはビタミンB群(特にナイアシンやビタミンB6)が重要だとお分かりいただけると思います。

糖質を摂取した時のドーパミンの放出で快感を惹起するものですが、糖質でなくてもギャンブルやスマホ依存なども当てはまると思います。

抑制系をしっかり働かせるためにもビタミンB6は意識して摂りたいですね。

そして、ストレスが大きいと栄養の消耗量はかなり上がります。

根本的なストレスの原因を見極めて、生活習慣からも対応することが大事です。

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