-FAQ-
ナッツ類って体に良いですか?悪いところもありますか?
ナッツは良質な脂質やビタミンEを含み、コンビニなどでも手軽に買えるので、おやつや補食でおすすめすることも多いですね。
ただし、良い面ばかりではありません。カビ毒のリスクがあります。
ナッツに付くカビ菌が産生する物質は「マイコトキシン」と総称され、その中には「アフラトキシン」という非常に強力なカビ毒が含まれます。
特に「アフラトキシンB1」は天然物の中でもっとも強力な発がん物質とされています。
ナッツ類にはどうしてもカビ胞子が混在して輸入されやすく、輸入段階で検疫所で検査が行われますが、アフラトキシンB1が発見された場合は製品が廃棄されます。
しかし、長期常温保存中に胞子が付いていたカビが活動し、毒を産生する可能性があります。
検査で問題がないといわれても、対策が十分とは言い難いのが現状です。
さらに、アフラトキシンは熱に強く、加熱しても毒性が変わらないため、注意が必要です。
ただし、唾液で30秒間よく噛むことで、カビ毒の害を減らすことができると言われています。