-FAQ-
若い頃からコレステロールが高く、LDLが130〜150前後、HDLが90台です。
LDLの酸化が良くないと聞き、必要な栄養素としてビタミンCとビタミンEが思い浮かびました。
ビタミンCの方が摂取しやすいと思うのですが、ビタミンCとビタミンEの違いについて教えていただけますか?
コレステロールは高めだと動脈硬化などのリスクが高まると考えられがちですが、実際には脳機能の維持やホルモンの材料として重要な役割を果たします。
HDLコレステロールが90台というのは特に優れた数値で、健康を保たれている証拠です。
さて、ビタミンCとビタミンEの違いについてですが、どちらも抗酸化作用を持つものの、働く場所やプロセスが異なります。
- ビタミンCの働き方
ビタミンCは水溶性ビタミンで、血液や細胞外液でフリーラジカルを中和し、酸化ストレスから体を守ります。
ビタミンCは酸化された物質と反応し、それを無害に変えます。 - ビタミンEの働き方
ビタミンEは脂溶性ビタミンで、細胞膜や脂肪の多い部分で働き、細胞膜の脂質を酸化から守ります。
特に細胞膜に入り込み、酸化によるダメージを防ぐ役割があります。 - 協力関係
ビタミンEが酸化されると、その機能が一時的に失われますが、ビタミンCがそのビタミンEを元に戻すことで、再び抗酸化作用を発揮できるようになります。
ビタミンCは水分の多い部分で、ビタミンEは脂肪の多い部分でそれぞれ酸化ストレスから体を守っています。
両方をバランスよく摂取することが、より効果的です。