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よくあるご質問

-FAQ-

20歳の子どもの総コレステロールが300近くあります。
私も若い頃から200代後半と高めで、医師からは将来的にスタチン製剤を使用する可能性を示唆されました。
しかし私はスタチンで不調が出たため、EPA製剤を処方してくれるクリニックを探しました。
子どもはまだ薬は服用していませんが、サプリなどで対応できるでしょうか?
現在はEPAとDHAを含むオメガオイルのオーソサプリを飲ませています。
食事では脂質を控えるようにしています。
私自身は、オリーブD、ビタミンB、オーソサプリの亜鉛、MSSのレチノールミセル、C1000ベジタブル、IQブースターを摂取しています。
何かアドバイスがあればお願いします。

お子様のコレステロール値が高めとのこと、ご心配なお気持ち、よくわかります。遺伝的な要素(家族性高コレステロール血症)の可能性も含め、慎重な対応が大切ですね。

スタチン製剤以外での対応をご希望とのことですので、分子栄養学の視点から、根本的に改善を目指す方法をご紹介したいと思います。

MSS様の医療機関専売品もお使いとのこと。
しっかり栄養療法に取り組んでくださっていますね。

すでにオーソサプリの魚油のサプリを取り入れていらっしゃるのは、とても良い選択です。

分子栄養学の視点で高コレステロールを改善しやすいサプリメントを示します。

🧴コレステロール改善に役立つサプリ


1. オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)

・効果:LDLコレステロールを下げ、HDLを上げる。炎症を抑える。

2. ナイアシンアミド(ビタミンB3)

効果:LDLを下げ、HDLを上げる。脂質代謝を整える。
補足:ナイアシンフラッシュ(血管拡張や紅潮)を避けるためにはナイアシンアミドを使うと良いです。

3. ビタミンB群ビタミンB1・B2・B6・B12・葉酸など)

・効果:脂質代謝のサポートや肝機能の強化に役立つ。
補足:単体でなく「B群全体」で摂取するのが効果的。
ニュートライズのビタミンBで👌です。
タイムリリース加工で血中濃度の維持、持続性が図れます。

4. タウリン

・効果:胆汁の分泌を促進し、コレステロール排出を助ける。
補足:肝機能をサポートし、魚介類にも豊富に含まれます。

5. 食物繊維(イヌリン、アカシアファイバーなど)

・効果:腸内でのコレステロールの再吸収を抑える。
補足:便秘改善や腸内環境のサポートにも有効。食物繊維をしっかり取り、便秘をしないようにすることがコレステロール低下に役立ちます。

✅食事面の改善ポイント


脂質制限よりも、「質と組み合わせの見直し」が大切です。

◆積極的に摂りたいもの:


  • 🥬緑の葉野菜(葉酸、マグネシウム補給)
  • 🐟青魚(EPA・DHA)
  • 🍳良質なタンパク質(魚介類、脂肪の少ない部位の肉、大豆)
    ※遺伝的にコレステロールが高い体質でしたら、卵の摂取は少し控えめが良いです。
  • 🌰ナッツ(くるみ、アーモンド)※酸化しにくいもの
  • 🧄玉ねぎ・にんにく(アリシンで脂質代謝促進)
  • 🍄きのこ類・海藻類(食物繊維)

◆控えたいもの:もうすでに控えてくださっていると思うのですが…


  • 🍞小麦製品(炎症・インスリン抵抗性の悪化)
  • 🍰精製糖質(スイーツ、清涼飲料水)
  • 🍟トランス脂肪酸(市販スナック、加工食品)
  • 🧈過剰な飽和脂肪(バター・クリームの過剰摂取)

📍血液検査の活用


すでに栄養療法の医療機関におかかりだと思います。

コレステロールの数値だけでなく、以下の項目も併せて評価すると、現状の補充が最適代謝を成し得ているのかなどの判断もできます。

  • 🧪インスリン抵抗性(HOMA-IR)
  • 🧪中性脂肪(TG)
  • 🧪HDL / LDL比
  • 🧪AST・ALT・γGTP(肝機能)
  • 🧪ホモシステイン、CRP(炎症マーカー)

ナイアシンも検査データから乳酸脱水素酵素などが指標になりますので、ドクターにご相談くださいね。
お子様のような若年者では、根本改善が可能なタイミングです。薬剤の前に、栄養の立て直しと生活習慣の見直しがとても効果的です。

EPA/DHAサプリは継続して、できればビタミンB群やタウリンなど肝・代謝サポートを追加されると良いでしょう。

食事は「減らす」より「良いものを足す」意識で取り組んでください。

血液検査を活用して、定期的に栄養状態をチェックしながら、個別最適なアプローチを進めて継続されることをお勧めいたします。