-FAQ-
血液検査で中性脂肪が46ですが、体重が減らない原因はなんでしょうか?
血液検査で中性脂肪が 46 とのことですが、この数値だけでは「なぜ体重が減らないか」を断定することはできません。
体重の増減には 食事内容・血糖コントロール・ホルモンバランス・肝機能・筋肉量・ストレスや自律神経の状態 など、複数の要因が関与しているからです。
それでも体重減につながらない起こりうる原因として可能性のあることを挙げてみます。
◎血糖変動が大きい
食後に血糖が急上昇すると、それを下げるためにインスリンが多く分泌されます。インスリンは血糖を脂肪に変えて蓄える働きがあるため、体重減少を妨げる要因になります。
◎交感神経優位によるアドレナリン分泌
血糖が下がりすぎた際に、糖新生よりもアドレナリンで血糖を保つタイプの方もいます。
アドレナリンは脂肪を一時的に分解しますが、同時に代謝を乱しやすく、かえって体重が減りにくい体質につながることがあります。
◎脂肪肝の可能性
中性脂肪の数値が低めでも、肝臓に脂肪が蓄積しているケースがあります。脂肪肝があると代謝効率が落ち、体重が減りにくい原因になります。
栄養解析などで、生活習慣や他の血液検査項目も含めて総合的にみていくと原因が特定しやすいと思います。