-FAQ-
マグネシウムは取りすぎても下痢をすると聞いたのですが、どれぐらいの量を取れていれば良いのでしょうか?
ビタミンDなどのように少し貯金できるのでしょうか?
マグネシウムは体内である程度貯蔵されますが、多くは骨(約60%)と筋肉(約20%)に蓄えられています。
血液中のマグネシウムは全体のわずか1%程度であり、体内の貯蔵量を反映する指標にはなりません。
マグネシウムは水溶性ミネラルであるため、余分な量は尿として排出されます。
そのため、食事やサプリメントでこまめに補給することが大切です。
推奨量について
厚生労働省の推奨量(日本人の食事摂取基準2020年版)
- ・男性(18~64歳):340~370mg
- ・女性(18~64歳):290~310mg
機能性医学の基準
機能性医学やオーソモレキュラー栄養療法では、個人差を考慮しながら症状や体調に応じた柔軟な補給が推奨されることが多く、偏頭痛や慢性的なストレスがある場合、1日のマグネシウム摂取量を400~800 mgとすることが一般的です。ただし、機能性医学の基準量は症状改善を目的としているため、サプリメントなどで高用量を摂取する際は、下痢などの副作用に注意し、適量を見極める必要があります。
マグネシウムが多く含まれる食品
- かぼちゃの種(ロースト)
30gで約150mgのマグネシウム - アーモンド(素焼き)
30gで約80mgのマグネシウム - ほうれん草(ゆで)
100gで約80mgのマグネシウム - ダークチョコレート(70%以上)
30gで約65mgのマグネシウム - 豆腐
100gで約50mgのマグネシウム
これらをバランス良く取り入れることで、効率的に摂取できます。