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よくあるご質問

-FAQ-

ビタミンAとDの関係について初めて知ったので質問があるのですが、ビタミンDは、どれだけ摂ると過剰摂取になるのでしょうか?

ビタミンDを摂取すると、体内に蓄積されるイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には「半減期」という概念でその効果の持続性を測ることができます。

「半減期」とは、体内に入った物質が分解されて元の量の半分になるまでにかかる時間のことです。
例えば、サプリメントで摂取する25-ヒドロキシビタミンD(OH25ビタミンD)の場合、半減期は約2~3週間と比較的長く、安定して存在するため、血中濃度の指標として利用されます。
これにより、蓄積され続けるわけではなく、適切な摂取量を守ることで安全に利用できます。

臨床では、1日5000IU程度の摂取で過剰症になる方はほとんど見られません。
また、栄養療法では「正常なレベル」ではなく「健康なレベル」を目指すことが推奨されており、理想的な血中濃度として60~80ng/mlが設定されています。
まれに100ng/mlを超える患者様もいますが、その場合も特別な健康被害は確認されておらず、摂取量を減らして調整を行います。

さらに、ビタミンDの補充が進んだ場合には、ビタミンAも併せて補充することが推奨されます。
両者はお互いに影響し合うため、バランスよく摂取することで健康維持に役立ちます。