-FAQ-
エナジーブースターの血糖コントロールの機序はどのようなものですか?
エナジーブースターの主成分であるBCAA(分枝鎖アミノ酸)と細胞内に糖を取り込むアミノ酸トランスポーター(特にGLUT4)の関係で簡単に説明しますね。
1. BCAA
BCAAはロイシン、イソロイシン、バリンという3つのアミノ酸の総称です。筋肉でエネルギー源として利用されたり、筋肉の成長を促進する働きがあります。
2.GLUT4
GLUT4はグルコース(糖)を細胞内に取り込むためのトランスポーター(運び屋)です。主に筋肉や脂肪細胞で働き、血中の糖を細胞内に取り込み、エネルギーとして使えるようにします。
3. BCAAとGLUT4の関係
BCAA、特にロイシンが、GLUT4の働きをサポートする重要な役割を果たします。通常はインシュリンが分泌されるとGLUT4が細胞膜上に移動して、糖を取り込みやすくして、血液中の血糖値が下がります。
BCAAはこのインシュリンを介さずにGLUT4を動かす「スイッチ」のような役割を果たします。
BCAAは、インスリン分泌を活性化したり調整したりしてGLUT4の働きを助け、血糖値を調整するサポートをします。