-FAQ-
先日、一歳3ヶ月男児の孫が熱を出し、38度位の時、その日は元気がなく、うとうとしていたので、眠らせようとしていたら、急に目を見開き、1点を見つめ、呼びかけに反応がなく、呼吸がしずらくなっており、痙攣を起こしているようで、救急車を呼んだようです。
病院では、熱性痙攣という事で、様子をみて異常がなかったので、帰ってきたようですが、これは何か栄養が足らないという事はありますでしょうか?
私はその場にいた訳ではないのですが、動画を見ていつもと違う姿にびっくりしてしまいました。
熱を出さないようにしないといけないですが、保育園に入っているので、いろんな病気をもらってきます。
今後熱性痙攣を起こさない為にも、普段から気を付けて取りたい食事など、教えて頂けないでしょうか?
お孫さんの熱性痙攣についてですね。
少し、調べてみましたので内容を載せますね。
熱性痙攣は、特に生後6ヶ月から5歳の子どもに多く見られる症状で、通常は発熱によって脳の興奮が高まり、痙攣が引き起こされる一過性の反応です。
通常、熱性痙攣は特定の病気や栄養不足が直接の原因となるものではなく、脳の発達途上で一時的に起こりやすい現象です。
栄養不足と熱性痙攣の関連
栄養不足が直接的に熱性痙攣の原因となるわけではありませんが、全体的な健康状態や体の免疫力に影響を与えるため、栄養バランスが大切です。以下の栄養素が不足すると、痙攣を起こしやすくなる可能性があります。
- マグネシウム
マグネシウムは筋肉や神経の働きに重要な役割を果たしており、不足すると神経の興奮性が高まり、痙攣を引き起こしやすくなることがあります。 - カルシウム
カルシウムは神経伝達や筋肉の収縮に必要で、不足すると同様に痙攣を引き起こす可能性があります。 - ビタミンB群
特にビタミンB6やB12は神経の健康を維持するために重要で、不足すると神経系に異常が生じる可能性があります。
予防法
1歳3ヶ月の男児の場合、熱性痙攣を予防するための具体的な栄養管理として、以下の食材を意識してみましょう。- マグネシウムやカルシウムの豊富な食材
豆類、緑黄色野菜、魚などを取り入れる。1歳3ヶ月でしたら、フォローアップミルクなども利用できます。
1日2回400mlの摂取でカルシウムは厚労省推奨(12〜36ヶ月男子)の450mgを確保できるはずです。 - ビタミンB群を摂る
豚肉、魚、全粒穀物、バナナなど、ビタミンB群を多く含む食品を意識して取り入れる。
熱性痙攣への対処法
熱性痙攣が発生した場合、慌てずに以下のように対応してください。- 子どもを横に寝かせ、頭を横に向けて気道を確保する。
- 発作が1分以内で治まる場合が多いので、落ち着いて様子を見る。
- 痙攣が長く続いたり、呼吸が止まってしまったりする場合は、すぐに救急車を呼ぶ。
予防的な対応
発熱時の迅速な対応として、子どもが発熱した場合、早めに解熱剤を使用することが推奨される場合があります。特に過去に熱性痙攣の既往がある場合、かかりつけの医師に相談し、解熱剤を常備することが望ましいです。
熱性痙攣はほとんどの場合、後遺症を残さない一過性のものですが、繰り返し起こる場合や他の異常が見られる場合は、医師の診察を受けることが重要です。
ご参考になさってください。