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よくあるご質問

-FAQ-

1歳の子供にはビタミンDリキッドスプレーは1日何プッシュ使ったらよいでしょうか?

1歳の子供に適したビタミンDの摂取量は、日本の推奨量では1日400〜600IU程度です。
一方、海外(例:アメリカ小児科学会)では1日400IUを推奨しています。

弊社のビタミンDリキッドスプレーは「1プッシュ1000IU」なので、摂取の仕方を少し工夫する必要があります。

■ 安全な使い方の目安


1日1プッシュ(1000IU)は多めですが、短期間であれば問題ないことが多いです。
ご心配でしたら、1日おきに1プッシュ(=1日平均500IU)や、1日半プッシュ(500IU)にするのが安心、安全だと思います。

現在は母乳育児でしょうか?ミルクでしょうか?
ミルクでしたらビタミンDは添加されていますが、母乳の方がビタミンD不足になりがちです。

半プッシュというのが、難しければ、小皿に1プッシュ出して、母乳であれば乳首に塗布して与えるなど工夫すると良いです。

(以下富所医師回答)
凄いニュース!!
ちょうど昨日こちらでもビタミンDに関するお話が出たのですが、偶然にも同じ話題が入ってきました。
日本小児科学会が乳児に関するビタミンDに関するプレスリリースを行いました。

m3記事引用(医師向けサイト)
 日本小児学会はこのほど、日本小児医療保健協議会栄養委員会において作成された「乳児期のビタミン D 欠乏の予防に関する提言」をホームページに掲載し、周知した。
0-5カ月の乳児の約半数がビタミンD(VD)欠乏という報告があり、VD欠乏は低カルシウム血症やVD欠乏性くる病などの原因となるため、予防対策の普及は重要な臨床課題となっている。
 具体的には、乳児の生活に関して、「適度の外気浴、外遊びを行い、紫外線防止のため過度の日焼け止めの使用を行わない」「補完食(離乳食)の開始を遅らせることなく、適切な時期に開始する」「ビタミンDだけでなく、カルシウムの適正な摂取を行う」などを挙げた。

また、今後の課題として、ビタミンD欠乏症の治療について付記。「理論的には天然型ビタミンD製剤の使用が適切であるが、日本においては天然型ビタミンD製剤を処方できない現状がある。
国際基準に準じた天然型ビタミンD製剤による治療が日本でも可能となるための活動が必要である」としている。

と書いてあります。
要するに、日本の乳幼児も大人同様ビタミンDが足りないからしっかり摂取しないとダメですよ。だけど、日本には天然型(前駆体)ビタミンDがないのでサプリメントで摂って下さい。
という提言というか勧告です。
日本小児科学会が正式にサプリメントでビタミンDを摂取して下さいと書いたんです。結構ビックリです。

内容を抜粋します。
 乳児期ビタミン D の欠乏要因となる生活習慣・食事習慣を改善することが困難な場合は(例えば,冬季,高緯度に在住するなど),天然型ビタミン D の乳児用サプリメントの摂取を考慮する.過剰摂取の危険を回避するためにも,説明文書の用法・用量に従い,医師の指導の下摂取することが望まれる.
なお,国際ガイドラインでは,新生児期・乳児期には,ビタミン D 欠乏を予防する目的で,天然型ビタミン D 製剤を 10 μg(400 IU)/日摂取することが推奨されている6)

それに応じての提言がこちらです👇
‌ビタミン D 欠乏のリスク要因となる生活環境・食事環境の改善が困難な場合には,天然型ビタミン D の乳児用サプリメントの摂取を考慮する.過剰摂取の危険を回避するためにも,説明文書の用法・用量に従い,医師の指導のもと,摂取することが望まれる.

日本の医師の多く(特に年配の医師)はサプリメントを強く嫌う傾向にあります(色んな歴史があったので。ガンに効くとか色々ね)。にもかかわらず、学会が正式にサプリメントの摂取を推奨したのはかなり大きな出来事だと思いました。

というのも、実はこの天然型(前駆体)ビタミンDの薬は日本にはありません。
あるのは活性型ビタミンDのみで、これは骨粗鬆症治療薬としてのみ使用が許されています。実際に使えるのは高齢者のみです。
しかも活性型ビタミンDは内服によって高カルシム血症になるリスクなどがあるため定期的な採血が必要になります。
(面倒くさい)

天然型(前駆体)ビタミンDがあればいいのにな~って思いますよね。
それがニュートライズのオリーブDとビタミンDリキッドスプレーです。
イラストにするとこんな感じ。



これを見ると分かりますが、活性型になるか、非活性型になるかは腎臓が決めます。つまり、前駆体としてのビタミンDは身体が自身で判断して活性型にするか非活性型にするかを決めるので、副作用が生じにくいという大きなメリットがあります。

もし乳幼児に使う場合は昨日島野さんが書いた通り、3-4日に1回くらいの間隔で投与すればOKです。

ビタミンDは非常に有能なビタミンで、ホルモンとしての性格が強い傾向にあります。

ビタミンDは名前はビタミンと付いていますがホルモンとしての性格が強いと言いました。
どういう事かというと、その理由が分子構造にあります。
難しい話は抜きとして、これを見て下さい。



上下で見比べてもらうと分かりますが、ビタミンDはステロイド核という骨格を持っています。
違うのは核にくっついた枝だけです。

これがビタミンDは天然のステロイドと呼ばれるゆえんです。

上下で見比べてもらうと分かりますが、ビタミンDはステロイド核という骨格を持っています。
違うのは核にくっついた枝だけです。

これがビタミンDは天然のステロイドと呼ばれるゆえんです。

また、人工のステロイドと違い体内のステロイド産生を邪魔しないので内服をやめた時の副作用もありません。
それくらい優秀な栄養素なのですが、日本人の90%以上が足りてないという危機的状況に陥っています。
だからこそ日本小児科学会が提言を出したわけですが、成人ももっと危機感を持つべきでしょう。



男性の年代別のビタミンDの充足率です。
黄色の充足している人も実はギリギリです。



女性に至っては酷い状況です。

ビタミンDはほんとに分かりやすい栄養素で、花粉症でとても効果を発揮します。
毎年花粉が飛び交いますが、今年もある方にニュートライズのビタミンDを試してもらったところ(ここ重要ね♪)花粉症の症状がかなり楽になったと言っていました。

もう例年と全っっったく違うと笑

天然型(前駆体)としてのビタミンDは体にとっても非常に都合がよいので身体が必要な場所に自動的に振り分けてくれます。

以前にもビタミンDの数値は50以上を目標にと言っていますが、何もせず普通の食事だけでこの数値を達成できる日本人はゼロと言い切っていいレベルです。
もちろん食事で摂取することは気を付けなければいけませんが、やはり足りない分はしっかり補うようにしましょう。



ちなみにこれがビタミンD不足の典型的な足。
見たことある方多いと思います。
母親の栄養が足りないのに赤ちゃんだけが栄養満点なんてことはあり得ません。

お子様の成長のためにもご自身のためにもビタミンDはしっかり補うようにしましょう。