-FAQ-
子どもが9歳の男の子(体重27kg)で、ASD・ADHDの診断があり、ギフテッド(2E)でもあります。
入学時から不登校です。
現在特に気になっている症状は、ちょっとしたことで怒る、コミュニケーションが苦手、希死念慮、自己肯定感の低さです。
風邪はひきにくくなり、3年前より落ち着いてきていますが、それが成長によるものかサプリメントのおかげなのかはわかりません。
現在リスパダールを服用しています。
これまで3年間、栄養療法専門クリニックでオーソモレキュラー療法を続け、半年ごとに血液検査をしてきましたが、金銭的に継続が難しくなってきました。
現在服用しているサプリは以下です
・mss ナイアシンアミド(食後・就寝前に1日計4粒)
・mss udhaミセル(食後1日3粒)
・オーソサプリ マルチビタミンBR(食後1日3粒)
・ヘルシーパス ヘム鉄(食前1日3粒)
・ヘルシーパス ビタミンC(昼食前3粒)
・リポシー ビタミンC(朝食前・就寝前に各1包)
* 食欲について 栄養療法を開始する前は、朝食をあまり食べられず、体型も細身でしたが、現在は朝食もしっかり摂るようになり、見た目も健康的な中肉中背になりました。
在宅時間が長いため筋肉量は少ないと思われます。
また、血糖値機能障害を指摘されているため、おかずからご飯の順に食べるよう心がけています。
* 偏食について ほとんど偏食はありませんが、甘いものが好きなため、おやつ選びに苦慮しています。
枝豆、トマト、冷凍フルーツ、きな粉ねじりなど、糖分を抑えたものを取り入れるようにしていますが、難しいと感じています。
* お通じについて 便秘気味です。
先ほどのサプリメントに追加して、クレア製品のファクター6も服用しています。
あまり変化が見られず、次回の診察で別の商品を勧められる予定ですが、受診をためらっている状況です。
自己流で玄米酵素のグルカンを毎日1包摂取させるようにしたところ、最近は比較的毎日(出ない日は2日に1度)お通じがあるようになりました。
* 食事内容で実践していること 最も気を付けているのはタンパク質の摂取です。
肉、魚、卵、納豆などを積極的に摂るようにしています。
サプリメントが高額になるため、味噌汁やスープには脱脂粉乳を入れるようにしていますが、数値としては少しずつ改善しているもののタンパク質含め様々な数値もなかなか劇的な変化とはいかない現状です。
* 小麦粉、乳製品、砂糖の除去について
小麦粉:パンは控えており、焼きそばを作る際は低糖質麺を加えて量を増やしています。
乳製品:リスパダールと共に漢方薬も処方されているため、朝晩の漢方薬を飲む際にミニカップのヨーグルトを食べてしまっています。
砂糖:自宅での調理にはラカントを使用していますが、週に一度、息子の通う居場所で市販のお菓子を食べてしまうことがあります。
栄養解析の経過と治療成績について
半年ごとの栄養解析の経過や治療成績についてですが、風邪をひきにくくなった以外に何か良い変化はありましたでしょうか?
→ 先ほどの回答と重複しますが、朝からしっかりと食事が摂れるようになったことです。
怒りっぽさはまだかなり残っていますが、以前より穏やかになってきた部分もあります。
これがサプリメントの効果なのか、本人の成長によるものなのかはわからないのが正直な感想です。
腸内環境を調べる検査について
腸内環境を調べるバイオロジカル検査(例えば、有機酸検査や遅延型フードアレルギー検査など)を受けられたことはありますか?
→存じ上げませんでした。受けたことはありません。
副腎疲労を起こしているため…という理由から以前リポシーを1日9包(一回3包)を処方されました。
身近で相談できる方から大量摂取で心配とご指摘いただき、かかりつけの小児科に相談しサプリメントを減らしてみるようアドバイスいただいた経緯もあり今後の通院を躊躇しています。
もう1つ、レンタルで医療用の水素が近場にあることを知りお風呂で使えるようにしはじめています。
(水素はクリニックとは無関係です。)
長文、乱文失礼いたしました。
このような状況で、ニュートライズ社の製品で代用可能なものや、おすすめのサプリメントの組み合わせがあれば教えていただけますか。
お子さまの状態や経過、栄養療法でのサプリメントに対する取り組みから、ご家族のご努力がとても伝わってきます。
オーソモレキュラー療法に真剣に取り組まれたうえで、今後の継続について現実的な視点から悩まれているのは、まさに多くのご家庭が直面する課題ですね。
お食事の仕方は、工夫をしていて、とても良いですね。
偏食もなく、朝から食欲も出てきたとのこと。良い経過だと思います。
気になったのはサプリを飲む際のヨーグルトと脱脂粉乳です。
発達に問題のあるお子様にとりましては、カゼインの影響も見逃せません。
腸管に負担となりますので、乳製品は抜いてみることをお勧めいたします。
栄養解析は血液で調べますので、腸内環境のことは推測はできますが、詳しくはわかりません。
栄養の代謝がどこで遮断されているのか
脳内神経伝達物質の生合成やミトコンドリア機能の状態など、より詳しくわかりますと、治療の方針も息子さんにあった最適なものになると思います。
有機酸検査や遅延型フードアレルギー検査、高額ではありますが、トライアルする価値はあると思います。
おかかりのクリニックでは扱っていらっしゃいませんか?
リスパダールが処方されているようですから、主治医の先生に栄養療法とのコンビネーションについては、今後もよくご相談の上、注意深く観察していくことをお勧めいたします。
リスパダールはド-パミンやセロトニンの作用を調整し、神経の興奮を穏やかにしますが、この薬の副反応に便秘もあるようです。
リスパダールの作用をサポートするのに注目したい栄養素は
- ・オメガ3脂肪酸(EPA・DHA):神経膜の流動性を保ち、セロトニンやド-パミンの働きをサポートします。
- ・ビタミンD:神経伝達物質の働きや気分の安定に役立つと考えられています。
- ・マグネシウム:神経の過剰な興奮を抑える働きがあり、不安や攻撃性の軽減に寄与する可能性があります。
最初のご質問の趣旨にお答えします。
ニュートライズ製品でおすすめは
- ビタミンB
- ヘム鉄
- ビタミーナ
- オリーブD
血糖調節異常や副腎疲労があるようですから、やはり腸内環境からのアプローチはとても重要になります。
現実的な視点からリポCとヘルシーパスのビタミンCは被りますので、絞られても良いのでは?と思いました。
ニュートライズ製品でしたらビタミーナがおすすめです。
これからの季節、豆乳ヨーグルトにビタミーナを混ぜて、製氷皿で凍らせると美味しいアイスキャンディになり、おやつに喜ぶと思います。
副腎疲労には確かにビタミンCは大事な栄養素ですが、お子様への処方としてはかなり多いように思いました。
ビタミンCの投与だけで副腎疲労が改善するわけではありません。
副腎疲労となった根本の要因にアプローチする必要がると思いますので、やはり腸内環境をもっと詳しくお調べになる方が良いかと思いました。
水素風呂は良いですね。
水素には悪玉活性酸素だけを選択的に消去するチカラがあります。