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よくあるご質問

-FAQ-

62歳の夫の糖尿病の治療に関してです。
健康診断で糖尿病を指摘され、治療を続けて15年程になります。
この間、使用した薬は毎食前のボグリボースなどの糖吸収を抑えるタイプの薬です。
HbA1cは当初、7.3位でしたが、治療開始後は6.4~6.1位を維持していました。
食事は3回、規則的です。
検査値は、私の成績表と思っていますので、野菜を多く、和食中心でバランス良く作っているつもりです。
ご飯は、現在155gで雑穀米、玄米が中心です。
お菓子や甘い飲料はほとんど食べません。
食後は20分程は必ず歩いています。
毎朝、ラジオ体操と隔日で、踵落としのスクワットと腕立て伏せなどの運動も続けています。
ざっと、このような日常の取り組みで糖尿病と付き合ってきました。
2ヶ月毎の受診ですが、3月から急にグラクティブ25が処方されました。
1月と3月のHbA1cの値が6.4が2回続いたので、この薬を出されたそうです。
私は、このタイミングで本当にインスリン分泌タイプの薬を飲む必要があるのか、とても疑問に感じています。
私は看護師ですが、夫は主治医に言われた通りに真面目に治療する人です。
疑問を感じても深い質問はできません。
現代の日本の医療にとても疑問を感じているだけに、正しい糖尿病の治療に関して是非教えて頂けたらと思います。

ご主人様が15年間も糖尿病の治療を続け、食事や運動に注意しながら良好な管理をされてきたこと、奥様のサポートも素晴らしいですね。
検査値がお食事管理の成績表だと考えて取り組まれている姿勢にも感服します。

HbA1cが6.4という数値でしたら、確かに急を要する状況ではないかもしれませんが、主治医が新たにインクレチン作用を長く保つための薬(グラクティブ)を処方されたのは、今後のリスクを見越しての判断かもしれません。

糖尿病の治療薬は日々進化しており、インクレチンの一つであるGLP1製剤なども最近は積極的に使用されています。
こうした薬を上手に取り入れ、合併症のリスクを抑えることも大切です。

ただし、お薬の使用が食事管理が悪いということを意味するわけではありません。
むしろ、現代の食生活ではビタミンB群や亜鉛、ビタミンD、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素が不足しがちですので、栄養療法を併用することも考慮してみてください。

正しい治療は個人差があり、最適な代謝を目指すことが重要です。
機会があれば、栄養療法での血液検査を受け、さらに細かく栄養を補充する方法を取り入れることも検討されてはいかがでしょうか。

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