-FAQ-
今血液検査結果を見直したら、HDLとLDLのコレステロールも境界線ギリギリまで下がっていました。
ナイアシンが不足していることが原因なのでしょうか。
タンパク異化亢進は治りますか。
糖質もたくさん摂った方が良いのでしょうか。
血中のアンモニア濃度を下げるにはどうしたら良いのでしょうか。
低血糖を改善するためには、まずはこのたんぱく異化亢進の状態を改善する必要がありますね。
たんぱく異化亢進は、適切な食事と主にビタミンB、ナイアシンの摂取で改善します。
コレステロールの合成も低下しているようですね。
コレステロールは栄養の総合的な指標になります。
血糖値安定、カロリー保持、タンパク質の摂取(特に動物性タンパク質が脂質も入るのでカロリー保持に良いですね)の条件が揃うと、コレステロール合成が促進されます。
カロリー保持のために、糖質も大事な栄養戦略として使用する必要がありますが、糖質だけでお腹を満たすのは血糖変動しやすいので、ダメです。
タンパク質と食物繊維で、あらかたの満腹を作り出せるようにして、最後に小さなおにぎりなど、食べ順も守ります。
空腹時間長くしないように、少量頻回の摂取で食事回数は増やすことをお勧めします。
血中アンモニアが増える要因ですが、参考にしてください。
やはり消化酵素は必ず食事の際には服用することをお勧めいたします。
腸管でアンモニアが発生する原因として、主に次のようなことが考えられます。
- タンパク質の過剰摂取
腸内で消化されるタンパク質が多すぎると、消化・吸収されずに腸内に残ったタンパク質が腸内細菌によって分解されます。
その結果、アンモニアが生成されます。 - 腸内環境の乱れ(ディスバイオシス)
腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、悪玉菌が優勢になり、アンモニアの生成が増加することがあります。
特に悪玉菌はタンパク質を分解してアンモニアを発生させやすいです。 - 便秘
腸内に便が長時間滞留すると、腸内細菌が便中の未消化物を分解する過程でアンモニアが生成されます。 - 腸内細菌の種類と活動
腸内細菌の中には、アンモニアを生成しやすいものが存在します。
例えば、特定の腐敗菌や酵母などが、アンモニアを作り出すことがあります。
これらの要因が組み合わさることで、腸内でのアンモニア生成が増加する可能性があります。
腸内環境の改善や食生活の見直しが、アンモニアの発生を抑える助けになることがあります。