-FAQ-
妊活中で、胚移植に向けてユテラを前周期から7日間、今周期も7日間1錠ずつ膣錠として使用しています。
1週間ほど前から軽い副鼻腔炎があり、漢方を飲んでいましたが治らず、耳鼻科で抗生物質(クラリスロマイシン200mg)を処方されました。
胚移植が3日後なので、ユテラで整えた良い菌が抗生物質で減ってしまうのではないかと不安です。
薬剤師さんには「量も半分で、菌を完全に叩く目的ではないが、心配なら避けても大丈夫」と言われましたが、3日間だけ飲もうか迷っています。
また、クラリスを服用しながらユテラを口から摂取することで効果はありますでしょうか?
婦人科からはプレドニゾロン2mgも処方されています。
どうすれば良いでしょうか?
ユテラ(医師の判断により膣錠として投与)と抗生物質の併用、そして胚移植を控えての判断は、とてもデリケートで大切なポイントですね。
ユテラで整えた膣の環境はとてもデリケートです。
そのため、抗生剤の服用で良い菌が少し減ってしまう可能性はないわけではありません。
迷われるお気持ちは自然なことです。
クラリスは、鼻や喉の感染症によく使われる抗生物質です。
この薬は腸や膣の「良い菌(乳酸菌など)」にも少し影響しますが、3日間ほどの短い服用で菌がすべていなくなることはありません。
一方で、副鼻腔炎が治らずに体内で炎症が続く状態は、免疫バランスや着床環境に悪影響を及ぼすことがあります。
慢性化している感染症を放置する方が、胚移植にとってはリスクとなるケースもあります。
そのため、薬剤師さんが言うように、
「量も半分で、菌を完全に叩く目的ではない」
というのであれば、3日間のみ服用して炎症を鎮める選択も理にかなっていると思います。
プレドニゾロンは着床時の免疫寛容を助ける目的で処方されることが多いと思います。
抗生剤、ステロイドの併用に関しては
不妊治療クリニックの主治医にご相談されると安心ですね。
副鼻腔炎になりやすい方には是非ともこれからの季節、予防の意味でも、サイナスリンスなどでの鼻うがいを毎日の習慣にしていただけると良いですね
胚移植を控えている場合は、ユテラは医師の指示どおり膣内挿入で使用する方が良いと考えられます。
この点も含めて、主治医と相談しながら進めていくと安心です。
