-FAQ-
妊活中で今月初めての移植を控えています。
ビタミンDを1,000IUで続けてきましたが、血中濃度を測っておらず少なかったのではと不安になり、4,000〜5,000IUに増やすためリキッドスプレーを購入しました。
ただ、ビタミンDを増量するとカルシウムとのバランスが気になります。
ビタミンD3は腸でのカルシウム吸収・血中カルシウム濃度を上げると見たため、同時摂取するべき栄養素や量についてご意見を伺いたいです。
妊活で初めての移植を控えているとのこと。
ナーバスになってしまうお気持ち、とてもよくわかります。
まず前提として、サプリメントで摂るビタミンD(コレカルシフェロール:ビタミンD₃)は「前駆体」であり、体内で肝臓と腎臓を経て活性型(1,25(OH)₂D₃)に変換されて初めてカルシウム代謝やホルモン調整などに働きます。
そのため、一般的なサプリ摂取量で骨からカルシウムが過剰に引き出されるような心配はほとんどありません。
📍妊活中のビタミンDの摂取目安
妊活期や妊娠初期は特に免疫・着床環境の維持にビタミンDが重要ですが、1,000 IU/日は血中濃度を上げるには不足することが多いです。
一度、おかかりのクリニックで血中濃度をお調べになると良いですね。
30ng/ml以下でしたら、1日5000IU程度は摂取して血中濃度を引き上げる方が良いです。
ビタミンDリキッドスプレーでしたら5プッシュです。
血中濃度が上がるのには少し時間がかかります。
こまめに検査してモニターできれば安心です。
濃度が低ければ、増量した初めの1ヶ月はもう少し多めでも良いかもしれません。
50ng/mlを越えたら、1日4プッシュ程度で維持することをお勧めいたします。
