-FAQ-
石灰沈着性腱板炎と診断されました。
これまでビタミンDを毎日2000IU摂取していましたが、今後も続けたほうがよいのか、それとも症状が落ち着くまで中止したほうがよいのか悩んでいます。
食事からのビタミンDやビタミンKは意識しようと思っていますが、どのように考えればよいでしょうか。
石灰沈着性腱板炎と診断されると、ビタミンDとの関係が気になりますよね。
結論からお伝えすると、
ビタミンDを2000IU/日摂取していたことが、直接この石灰沈着を引き起こした可能性は高くありません。
石灰沈着性腱板炎は、血中カルシウムが高いことよりも
👉 局所(腱板周囲)の循環低下・炎症・代謝の乱れ
👉 カルシウムの「処理・回収」がうまくいかない状態が関与していると考えられています。
「カルシウムパラドックス」ということを聞いたことがあるかと思います。
簡単に説明すると、体の中にカルシウムはあるのに、使われる場所を間違えている状態のことです。
本来カルシウムは
✔ 骨や歯に使われる
✔ 筋肉や神経の働きを支える
ために必要なものです。
ところが、
❌ 骨にうまく入らず
❌ いらない場所(血管・腱・関節・軟部組織など)に沈着してしまうことがあります。
✔ 血液中にはカルシウムが足りない
✔ 本来入ってはいけない場所(血管・軟部組織)に沈着する
という状態です。
ただし重要なのは、
- 🔸 ビタミンD単独ではなく
- 🔸 ビタミンK2・マグネシウム・炎症コントロールとのバランス
です。
【対応の考え方として】
・現在炎症や痛みが強い時期であれば
👉 一時的にビタミンDを減量 or 休止するのは選択肢としてあり
・その間
👉 食事からのビタミンD
👉 ビタミンK(納豆・青菜など)
👉 マグネシウム(海藻・ナッツ・魚介)
👉 抗炎症(たんぱく質・オメガ3)
を意識するのはとても良い判断だと思います。
可能であれば、
📌 25(OH)D(血中ビタミンD)
📌 カルシウム・マグネシウム
を一度数値で確認できると、今後の方針がかなり立てやすくなります。
炎症が落ち着いてきた段階で、
👉 ビタミンK・マグネシウムを十分確保した上で
👉 必要量のビタミンDを再開
という流れが、分子栄養学的にはおすすめです。
