-FAQ-
2点質問があります。
1点目は、不妊治療をしている時に、ヘム鉄とビタミンDリキッドを医師から勧められたので摂取していました。
妊娠後も毎日摂取していますが、出産後も摂取して大丈夫でしょうか。
授乳に影響があるか心配で…。
2点目は、妊娠中1日400μgの葉酸の摂取が必要ですが、ヘム鉄1カプセルに300μg入っています。
ヘム鉄は1日3粒飲んでいるので、900μg摂取していることになると思います。
しかし、医師からはヘム鉄に含まれている葉酸の量は少ないから、葉酸に関しては他のサプリを摂取するように言われました。
葉酸は1日1,000μg以上は過剰摂取になってしまうと聞いたことがあったので不安になり、そのクリニックの看護師に聞いたところ、ヘム鉄のサプリに含まれているから他の葉酸サプリは飲まなくて良いとのことでした。
医師が言っていることと看護師が言っていることが逆なのでどうしたら良いのでしょうか。
不妊治療の末に妊娠されたのですね。
赤ちゃんの誕生が楽しみですね。
まず1点目について、ヘム鉄サプリとビタミンDサプリは、出産後も継続して摂取していただいて問題ありません。
むしろ、産後鬱の予防にも役立ちますので、継続していただく方が良いでしょう。
授乳にも影響はなく、特に鉄は赤ちゃんの成長に欠かせない成分です。
ママがしっかりと摂取することで、母乳を通じて赤ちゃんにも大事な鉄が届きます。
ビタミンDも同様に、妊娠中も赤ちゃんの骨や乳歯の形成に重要です。
ただし、母乳にはビタミンDが十分に含まれないため、赤ちゃん自身がビタミンDを摂取する必要があります。
ミルク育児の場合、ミルクにはビタミンDが添加されていますので確認してみてください。
2点目の葉酸の摂取量について、妊娠初期には胎児の脳や神経管、心臓などの重要な器官が形成されるため、特に葉酸が多く必要です。
ヘム鉄に含まれる葉酸は赤血球の合成を目的として配合されています。
そのため、医師が不足を防ぐために他の葉酸サプリの摂取を推奨されたのだと思います。
葉酸は水溶性ビタミンで、少し多めに摂取しても体に蓄積されにくい性質があります。
ただし、過剰摂取は避けるに越したことはありませんので、心配な場合は医師と改めて相談してみてください。
また、妊娠中には葉酸単体ではなく、ビタミンB群をバランスよく摂取することをお勧めします。
特にビタミンB6は、胎児の神経系の発達、タンパク質の代謝、免疫系の形成、血液の生成などに重要な役割を果たしますので、ビタミンB群のサプリを選ぶ際には、こうした要素も考慮してください。