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よくあるご質問

-FAQ-

最近、柑皮症になってしまいました。
カロテンを多く含む食品を摂りすぎていたため、現在は摂取量を減らしています。
しかし、常用していた「NATUREMADE(ネイチャーメイド)大塚製薬スーパーマルチビタミン&ミネラル」 にはビタミンA(カロテン)が含まれており、毎日服用していたので減らすことに不安があります。
どのように柑皮症の症状を改善しつつ、必要な栄養をしっかり摂ることができるでしょうか?
また、トレーニングをしているためタンパク質は1.5倍程度しっかり摂取しています。
このサプリを1日標準量の約2倍摂取していましたが、この程度の量で柑皮症になりやすいでしょうか?
ここ数ヶ月、カロテンの多い野菜ばかりを摂取していたため、それが影響しているのではと思っています。
さらに、カロテンが余ると柑皮症になると理解していますが、タンパク質不足ならカロテンが代謝されやすくなり、蓄積しにくくなるのでは?と思いました。
この点について詳しく教えてください。
なお、現在服用しているマルチビタミンは カロテン900μg を含んでおり、今後はビタミンA(レチノール)配合のものに変更しようと考えています。

柑皮症の原因はベータカロテンの過剰摂取ですが、ビタミンA(レチノール)の輸送や代謝にも関係があります。
過剰摂取を避けながら、代謝がスムーズに行われるよう調整すると改善が期待できます。

柑皮症の原因とメカニズム


  • 1. ビタミンAの輸送とタンパク質の関係
    ビタミンAは レチノール結合タンパク質(RBP) によって血中を運ばれる。
    タンパク質不足になるとRBPの合成が減少 し、ビタミンAの利用が滞る。
    その結果、体内でカロテンを必要以上にビタミンAへ変換しようとする → カロテンの蓄積が増え、柑皮症のリスクが上がる。
  • 2. カロテンからビタミンAへの変換プロセス
    ベータカロテンは プロビタミンA として、体内で 必要に応じて ビタミンA(レチノール)に変換される。
    小腸の粘膜細胞でベータカロテンを吸収(脂質が吸収を助ける)
    BCMO1酵素による切断 → レチナールに変換
    レチナールがレチノールへ変換 → 肝臓で貯蔵 or RBPにより血流へ運搬

タンパク質不足とカロテン代謝の関係


直接的に「カロテンが蓄積しにくくなる」証拠はない が、間接的に影響する可能性がある。
タンパク質不足により、
RBPの減少 → ビタミンAの利用低下
小腸の粘膜細胞の機能低下 → ベータカロテンの変換効率が低下
結果として未変換のカロテンが蓄積しやすくなり、柑皮症のリスクが上がる。

柑皮症を防ぐためのポイント


  • 1. ベータカロテンの摂取量を調整
    人参ジュースやカロテンの多い食品の過剰摂取を避け、1日6mg以下に抑える
    マルチビタミンをカロテン含有量の少ないもの or レチノール型ビタミンAに変更
  • 2. バランスの良いビタミンAの摂取
    レチノール型ビタミンA(卵黄、レバーなど)を適量摂取(カロテンに過剰依存しない)
  • 3. 必要な栄養素を補う
    タンパク質をしっかり摂取(体重1kgあたり1.2~1.5g)
    亜鉛、脂質、ビタミンEなどをバランスよく補う
  • 4. 脂肪摂取の調整
    カロテンの吸収には脂質が必要だが、過剰な脂質はカロテンの蓄積を増やす可能性があるため適量を心がける

柑皮症が改善するまでの注意点


手足の黄色みの改善には数週間~数か月かかることがある
摂取量を調整しながら肌色の変化を観察する

まとめ


柑皮症の原因は、カロテンの過剰摂取とビタミンA代謝のバランスの乱れ
タンパク質が不足すると、ビタミンAの輸送が滞り、カロテンが皮膚に蓄積しやすくなる
カロテン摂取を抑えつつ、レチノール型ビタミンAや必要な栄養素を適切に摂るのが重要
柑皮症が改善するまで、数週間~数か月様子を見ながら調整する

焦らず、食事のバランスを見直しながら進めていきましょう。