-FAQ-
足の骨を欠けてしまい、栄養需要が高まるかと思いニュートライズの鉄サプリと亜鉛サプリを追加購入しました。
分子栄養の本によると鉄サプリは炎症を促進するリスクがあると書かれていましたが、ニュートライズの鉄サプリはラクトフェリンが配合されているため、そのようなリスクは少ないと考えて良いでしょうか?
それとも足の腫れが引くまでは控えた方が良いでしょうか?
また、4月の血液検査では以下の数値でした。
ヘモグロビン:12.7
フェリチン:78.6
血清鉄:84
TIBC:322
UIBC:238
CRP:0.05未満
タンパク分画:α-1 2.6、α-2 6.6、β-1 5.2、β-2 4.8
炎症はなく、鉄も不足でも過剰でもない状態でした。
この場合、鉄サプリは少量から様子を見て、骨の回復時に少しずつ増やす形で取り入れた方が良いでしょうか?
また、亜鉛については炎症リスクがなく、通常量を今から飲んでも問題ないでしょうか?(亜鉛:95)
足のケガで大変でしたね。
ご回復を願っております。
ご質問の件、
確かに鉄は炎症時には吸収が抑制され、過剰な鉄があると炎症を悪化させることがあるとされています。
ただしこれは主に 高用量の鉄を長期にわたり摂取する場合 や、すでに体内に鉄過剰がある場合に問題となります。
ニュートライズの鉄サプリにはラクトフェリンが配合されています。
ラクトフェリンは鉄の利用をコントロールしつつ抗炎症作用や免疫調整作用も知られているため、一般的な鉄単体サプリに比べて炎症リスクは低いと考えられます。
また、骨の修復には鉄も亜鉛も重要な栄養素です。鉄はコラーゲン合成やエネルギー産生に必要であり、不足すると骨の形成が遅れる可能性もあります。
ですので、足の腫れが強く続いている時は無理に増量せず、基本の食事+サプリの通常量で様子を見る方が良いと思います。
炎症が落ち着いてきたら、骨の回復期に合わせて鉄や亜鉛を意識的に補給するように。
使い方を少し調整すると良いでしょう。
本当は血液検査(フェリチンやCRPなど)があると、炎症と鉄の状態を確認しながらそれを指標に安心して服用を継続できます。
きっと普段からお食事にも気をつけていらっしゃるのですね。
ヘム鉄は通常のパッケージ記載量で継続してみてくださいませ。
体内での鉄の利用を促進するにはタンパク質やビタミンB群もとても重要です。
亜鉛は血清亜鉛量と組織の亜鉛には乖離がある場合があります。
食事からはなかなか十分量が賄いにくいミネラルですので、骨折の回復のためには補充しておくと良いと思います。
あとはカルシウムの取り込みにも関与するビタミンDの濃度をしっかり維持したいですね。
ビタミンDや亜鉛は血糖コントロールのためにも効果的ですよ。