-FAQ-
鉄剤を飲むと便が緑色になります。
黒くなるイメージはあるのですが、なぜ緑色になるのでしょうか?
鉄剤で便が黒っぽくなるのは一般的ですが、酸化の過程や胆汁との反応で緑色になることも自然な現象のようです。
調べてみましたので、少し詳しく解説載せますね。
📍鉄剤と便の色の関係
1. 未吸収の鉄イオン
鉄剤の一部は腸で吸収されずに残ります。この鉄が腸内で酸化や化学反応を起こし、便の色を変えます。
2. 黒く見える理由
通常は鉄が酸化して「酸化鉄(黒っぽい色)」となり、便が黒っぽく見えることが多いです。
3. 緑色に見える理由
鉄イオンが酸化の途中段階で 緑がかった色の化合物(緑色の酸化鉄)を作ることがあります。
また、腸内の 胆汁色素(ビリベルジン:緑色)と鉄が反応して、黒よりも緑寄りの色に見える場合があります。
腸内通過時間が短いと(下痢気味など)、ビリベルジンがそのまま残って緑色が強調されることもあります。
とのことのようです。
便が黒っぽくなるのは、鉄を飲んだ時によくある現象です。
必ずしも悪いことではありませんが、鉄がうまく吸収されずに余った分が便に混じっているサインでもあります。
体に必要な分の鉄は小腸から吸収されますが、吸収しきれないほど多くとってしまうと、残った鉄は腸の中で「サビのような色」になって便を黒くしたり、一部は腸内の悪玉菌のエサになってしまうことがあります。
そうすると腸内環境に負担がかかることもあります。
鉄を効率よく吸収するには、たんぱく質やビタミンCが一緒に必要です。
肉や魚、大豆製品などをしっかり食べていただくと、鉄が体に取り込まれやすくなります。
