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よくあるご質問

-FAQ-

貴社のビタミンBサプリを5ヶ月ほど飲んでおり、ヘム鉄・亜鉛・ビタミーナも併用しています。
先日の栄養解析で、AST・ALT・LDHが低く、ビタミンB6およびナイアシン不足を指摘されました。
ビタミンBは1日3粒飲んでいますが、たんぱく質代謝、ストレス、血糖の乱れ、腸内環境、ミネラルバランスなどが原因でビタミンB群が消耗している可能性があると考えています。
鉄欠乏が当てはまりそうで、ヘム鉄を飲んでいますが数値がなかなか上がりません。
今後の対策として、ビタミンBサプリの量を増やすべきか、ナイアシンアミドや活性型B6を追加する場合の目安量があれば知りたいです。
追加のサプリメントは必要でしょうか。

栄養解析をされたのですね。

ご自身の栄養代謝の現状の把握のために大事ですね。

 

AST・ALT・LDH の低値とビタミンB群不足(特にB6・ナイアシン)は、「代謝が回らない=ビタミンB群の消耗が高い」状態を示していることが多いです。

 

その要因を考えてみました。

 

🔸ビタミンB6・ナイアシンが消耗しやすくなる主な要因

① たんぱく質摂取量が多い・アミノ酸代謝が盛ん

B6はアミノ酸代謝酵素(トランスアミナーゼ)の補酵素であり、たんぱく質の摂取量が多いほどB6の必要量も比例して増加します。

 

トレーニングや筋肉合成、肝臓解毒など「たんぱく代謝が活発な方」は不足しやすい傾向です。

 

② 精神的ストレス・交感神経緊張

ストレス下ではナイアシン(B3)とB6が副腎ホルモン合成や神経伝達物質の代謝で大量に消耗されます。

 

交感神経優位が続くと、AST・ALTも低めに出やすくなります(エネルギー代謝抑制の一環)。

 

③ 低血糖傾向・糖質代謝の乱れ

ナイアシンは糖の代謝に必要なNAD/NADHを構成します。

糖質摂取量が多い、または血糖コントロールが不安定な場合、ナイアシン消耗が進みます。

 

甘いもの・果物・アルコールの摂取が多い方では特に不足しやすいです。

 

④ 腸内環境・吸収の問題

小腸での吸収に炎症がある場合(SIBO・リーキーガットなど)、B群の吸収効率が低下します。

 

また腸内細菌によるB群合成能力も低下していると、全体的に不足しやすくなります。

 

⑤ 銅・亜鉛など他栄養素とのバランス

B6は亜鉛依存酵素の働きに関与し、逆に亜鉛が十分でないと活性化が不十分になります。

 

鉄欠乏もミトコンドリア代謝を抑制し、LDHやAST・ALTの活性を下げます。

 

当てはまりそうなことがありますでしょうか?

 

ビタミンB6やナイアシンは、たんぱく代謝やストレス・糖代謝に深く関わるため、消耗が高いとAST・ALT・LDHが低く出ることがあります。

 

食事・ストレス・腸内環境・吸収状態などが複合していることも多いです。

 

一時的にビタミンBサプリを1〜2粒増やし、吸収や代謝を観察しながら、必要であればナイアシンアミドや活性型B6を少量追加しても良いかもしれません。

 

活性型ビタミンB群は日本では認可されておりませんので、海外サプリになるかと存じます。

 

体質によっては、日本で認可されているビタミンB6では反応が少なく、活性型で代謝が回る方もいらっしゃるようです。

 

そんなことも踏まえて、栄養療法の主治医のドクターにアドバイスもらうと良いと思います。

 

活性型のビタミンB群を入れる前に、ニュートライズのビタミンBの服用量を少し増やして様子をみていただくことを、まず最初に実践していただきたいです。