不妊治療においては、ご自身と新たな命の源になるタンパク質の摂取がとても大事です。
意識して取り入れていただきたいです。

タンパク質摂取について

納豆やお豆腐以外で手軽に取り入れられるタンパク質源をいくつかご紹介します。

• 魚類
  鮭やサバなどの脂肪の多い魚は良質なタンパク質とオメガ3脂肪酸が豊富です。
  週に2〜3回取り入れると、不妊治療に必要な栄養素も補えます。
  缶詰やレトルトパックの魚の利用もおすすめです。
  例: 焼き鮭、サバの水煮缶。
• 肉類
  皮なしの鶏むね肉や鶏ささみは、脂肪が少なくタンパク質が豊富です。
  簡単に焼いたり、蒸したりして日常の食事に取り入れやすいです。
  また牛の切り落としや豚のロース肉などは野菜炒めや生姜焼きなどにもお勧めです。
  例: 鶏むね肉のソテー、鶏ささみのサラダ、生姜焼き。
• 卵
  朝食にも使いやすい良質なタンパク源です。
  ゆで卵など、少し多めに茹でておいて、味玉などにしてストックしておくと忙しい朝にも手軽にタンパク質が取れます。
• 豆類
  レンズ豆やヒヨコ豆などの豆類もタンパク質を含んでいます。
  サラダに加えたり、スープに入れて食べると良いでしょう。
  また枝豆なども補食にも便利です。
  例: レンズ豆のスープ、ヒヨコ豆のサラダ。
• プロテインの摂取について
  プロテインの摂取も、不妊治療中にタンパク質を補うために有効な手段です。
  特に食事からのタンパク質が不足しがちな場合や、食欲がないときに手軽に補給できるメリットがあります。
  ただし、あくまでプロテインは補助的なもので、基本的にはバランスの取れた食事からタンパク質をしっかり摂ることが重要です。
  必ず毎食意識してタンパク質ファーストで食べるようにしましょう。
• 一緒に摂った方が良い栄養素について
  サバ缶を活用して、レシピサイトなどで美味しいアイデアを探してみてください。
  タンパク質と一緒に意識したいのは、満腹感を支える食物繊維です。
  キノコや海藻類、葉物野菜を取り入れると良いです。

また、不妊治療においては、食事だけで賄いきれない栄養素もあります。
特にミトコンドリアの機能を向上させるために、ビタミンD、ヘム鉄、ビタミンB、亜鉛、ビタミンCなどはサプリメントの活用もおすすめです。
妊娠前からこれらの栄養をしっかりと補充することで、ママの体調を整え、赤ちゃんの健康な成長にも役立ちます。
栄養をしっかり補充して生まれた赤ちゃんは「ビタミンベイビー」と呼ばれることもあり、育てやすいと言われています。