-FAQ-
20代女性です。
栄養解析の結果でASTとALTの数値が3桁と出てしまったのと、膵臓のアルブミンの数値も高く出てしまっていました。
肝臓はカロリー不足だったりする痩せの脂肪肝になっている影響ではないかと言われました。
一旦飲んでいたサプリメントなどは辞めています。
また、低血糖っぽい感じもあり血糖コントロールもできていないっぽいです。
これはここ2.3年朝食べない生活や痩せすぎてしまったことが影響しているのかなと思ったり……。
基本的に体調がぐんと気になるようになったのは過度なダイエットで痩せすぎてしまってからです。
今は体重も戻ってきましたが、まだ体型変化に怖さがあり食欲を我慢しています。
ちなみにBMIで言うと18.5未満にはあたります。
全体的に私の症状はほとんどがタンパク質ビタミンB不足という結果でした。
甲状腺機能も低下気味なので、体重コントロールをして代謝を回していくことが課題だと思うのですが、このままカロリーや食事量を増やすとぶくぶく太って体型が変わってしまいそうで不安です。
でも手足の冷えや食事に対してのストレス、検査結果も踏まえ健康な身体になりたいと強く思っています。
(冷えに関してはMCVが高かったです)
検査結果を見て自分の身体を痛めつけていたんだと、自業自得ですが怖くなってしまって……。
どうしていけば良いのか、良くなるのか不安な日々です。
何か改善策やアドバイスなどあれば嬉しいです。
肝機能の数値がかなり高かったようですね。
一過性のことでしたら、大きな問題ではないと思うのですが、本当に肝機能が悪くないのか、サプリを一旦服用中止していらっしゃるので、その段階で検査して肝機能は評価したいところですね。
ご自身が過去の食生活を反省して、健康的な心身になることを強く望むのならば、栄養バランスを整え、生活習慣を少しずつ改善することで今の症状は必ず良くなると思います。
すでにご自身の状態を俯瞰して観察くださっていますね。
色々お勉強もしてくださったことと思います。頭でっかちになりすぎず、食べることも楽しみながら、焦らずに「健康を取り戻す」ことを目標に頑張りましょう。
痩せ型の脂肪肝は、飲酒をしないような若い女性にも実は多く見られます。
栄養不足や極端な食事制限が原因となる場合があります。
◎改善のための食事の仕方
基本はタンパク質を増やして、しっかりと消化吸収させることですが、痩せがある方はカロリー不足にも注意しましょう。
カロリーが足りないと、タンパク質が体内で身体の材料として機能的に使われません。肉や魚、卵、大豆製品でのたんぱく質の確保を意識してください。
特に朝ごはんでのタンパク摂取は、1日の血糖値を安定させて、筋肉を作ることにも効果的です。
筋肉が少ない女性は、血糖値が低下すると、グリコーゲンの貯蔵が少ないですから、すぐに低血糖になりやすいです。
食べ順守り、タンパク質ファーストで食べてください。
野菜、海藻、キノコなどの食物繊維であらかたの満腹作ると良いですね。
寒くなってきましたので、朝から鶏団子など入れた具沢山のお味噌汁などはいかがでしょうか?
厳密糖質制限は向きませんので、ごはんやイモ類、根菜類なども食べ順守りながら入れるようにしましょう。
食事の間を長く空けすぎないことも大切です。特に午後3時ごろには、栄養が取れる補食をお勧めします。
その時間にエナジーブースターお勧めですよ。無調整豆乳飲んだり、枝豆やツナ、ゴマなどが入った小さなおにぎりなどでもいいですね。
肝臓に問題がないのでしたら、ビタミンB群は積極的に入れたい栄養素です。
ニュートライズのビタミンBは脂肪肝の改善に役立ち、肝臓に蓄積した脂肪を早くエネルギーとして使い、肝臓の負担を軽減してくれます。
年齢的にも鉄欠乏にもなりやすいと思います。エネルギー産生を安定化するために、ビタミンB群とヘム鉄の摂取でミトコンドリアの活性を上げましょう。
MCV(赤血球の大きさ指標)が大きかったことからは、鉄欠乏よりもビタミンB12や葉酸の不足の要素が大きいと言えますね。
少量頻回摂取で食べ順守り、タンパク質ファースト。(胃もたれなど消化不良にも注意しましょう)
できるだけ小麦粉、乳製品、砂糖は抜いていくこと。
体重が急に増えたり,体型が変化したりすることに今も心理的なストレスがあるようですが、まずは栄養がきちんと消化吸収できる体を目指すことが最優先です。
栄養が改善されるとストレス耐性も上がります。
体重にとらわれて一喜一憂しないでくださいね。
痩せがある方は、たんぱく質の摂取とカロリー保持で体重は増えると思います。
でも上手に食事コントロールできると体型は変化しません。
筋肉は脂肪よりも重たいですから、体重増えても体脂肪率は減り、肝臓の脂肪も落とせると思います。