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よくあるご質問

-FAQ-

おはようございます。
50歳で更年期の症状が出てきています。
反抗期の子どもに対してイライラが止まらず、昨日は子どもが普通にしているのに一日中イライラして、涙が止まらなくて、胸が苦しくなりました。
血圧も高くなっています。
もともとフェリチンは足りていません。
こうした状態はサプリメントで改善できますか?
また、以前はビタミンB群とヘム鉄を飲んでいたのですが、最近はやめてしまっていました。
金銭的にあれこれ揃えるのが難しいのですが、ビタミーナだけで補うことはできるでしょうか?
ビタミンB群とヘム鉄も必要でしょうか?
子どもと一緒に飲もうかとも思っています。

日々の臨床の中で、イライラや涙が止まらない、感情が不安定になるといった不定愁訴に悩む女性からのご相談はとても多く、そうした方々に栄養指導をしてきました。

ご自身の不調を「更年期だから仕方ない」と考えてしまいがちですが、ホルモンの変化だけでなく、血糖の急激な変動やエネルギー不足、栄養の偏りが背景にあることも多いです。
特に低血糖が起こると、交感神経が強く働いてイライラや胸苦しさ、血圧上昇などの症状が出ることがあります。

また、フェリチン(貯蔵鉄)が不足している状態は、貧血だけでなく、気分の安定や睡眠、エネルギー産生にも深く関わります。
このような状態では、まずはビタミンB群ヘム鉄の摂取を最優先で再開されることをおすすめします。
ビタミンB群はストレスの代謝に不可欠で、神経の安定やエネルギーの生産にも関与します。

ご質問いただいたビタミーナは、マルチビタミンミネラルを網羅的に含んでおり、特にお子さんと一緒に飲むサポートとしてはとても優秀です。
ただ、今のように感情の起伏やエネルギーの低下が強く出ている状態では、ミトコンドリア(細胞内のエネルギー工場)を回す補酵素である「ビタミンB群」と「ヘム鉄」が特に重要で、ビタミーナだけでは十分な改善にはつながりにくいかもしれません。

そのため、もし金銭的にすべてを揃えるのが難しい場合は、

ご本人にはビタミンB群+ヘム鉄を優先

お子さんにはビタミーナを中心に

という組み合わせも良い選択肢になります。

さらに、食事内容にも目を向けてみてください。
特に以下のようなパターンがある場合は要注意です。

  • パンやおにぎり、甘いお菓子だけで済ませることが多い
  • 朝・昼の食事がおろそかになりやすい
  • タンパク質が不足している

こうした場合、血糖値が不安定になり、感情にも大きく影響します。
毎食、肉・魚・卵・大豆製品などのタンパク質をきちんと摂り、朝食には卵や納豆に加えて、もう一品簡単なタンパク源(豆腐、ツナ、チーズなど)をプラスするのが理想です。

しっかり食べて、吸収できる体を作ることが、サプリメントの効果を引き出す土台にもなります。
光が見えたと感じられた今のタイミングで、無理なく続けられる工夫を積み重ねていくことが、きっと体も心も安定させてくれます。