-FAQ-
卵巣が少し腫れていて、完全に治したいのですが、糖質を控える以外にできることがあれば教えていただきたいです。
今はタンパク質、ビタミンC、ビタミンB、ビタミンDは摂っています。
卵巣の腫れ(腫大)は、炎症やホルモンバランスの乱れが関係していることが多いため、栄養面でのアプローチをすることは改善のためには有効だと思います。
現在の摂取状況(タンパク質、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンD)に加え、以下の栄養素を意識するとより効果的です。
① 抗炎症を意識する(オメガ3・ポリフェノール)
・オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)
→ 炎症を抑える働きがあるため、青魚(サバ・イワシ・サンマ)やクリルオイル・フィッシュオイルサプリの活用が◎
・ポリフェノール(抗酸化作用)
→ 緑茶(カテキン)、ブルーベリー(アントシアニン)、ターメリック(クルクミン)、カカオ(フラボノイド)などが炎症を抑える
② 亜鉛・マグネシウムでホルモンバランスを整える
・亜鉛(女性ホルモンの材料)
→ 牡蠣・牛赤身肉・ナッツ類・卵黄
・マグネシウム(ストレス・PMS対策)
→ アーモンド・カシューナッツ・海藻・にがり・エプソムソルト入浴もおすすめ
③ 抗糖化(AGEs対策)を意識する
糖質を控えていても、「揚げ物・焼き物・加工食品」に多いAGEs(終末糖化産物)が多いと卵巣の炎症を悪化させることがあります。
→ 蒸し料理・スープ・低温調理を活用する
④ 腸内環境を整える(腸と卵巣は密接に関連)
・発酵食品・水溶性食物繊維(腸内の悪玉菌を減らし、エストロゲン代謝をサポート)
→ 納豆・キムチ・ヨーグルト・もち麦・海藻類
・グルテン・カゼインを控えめにする(炎症体質なら試してみる価値あり)
⑤ 鉄の状態を確認する
ヘム鉄を意識する(赤身肉・レバー・ヘム鉄サプリ)
→ ただし、フェリチン(貯蔵鉄)が高すぎる場合は逆に炎症を助長するため、血液検査で確認が必要
⑥ ストレス&睡眠を整える
ストレスホルモン(コルチゾール)が乱れると、女性ホルモンのバランスも崩れやすくなるため、良質な睡眠とリラックスできる時間を確保
栄養と生活習慣を意識しながら、必要なら婦人科でホルモン値や腫れの経過を確認してもらうと安心ですね!