-FAQ-
40代男性、力仕事をしています。
体温が高くなく、暑い自覚もないのにもかかわらず【発汗】が多いのは精神的な理由もあるとは思いますが、食事や栄養学的な観点から予防的アプローチは可能か、アドバイスいただけると助かります。
ちょっと気になったのは甲状腺機能のことです。
多汗の原因としては、甲状腺機能の異常(特に甲状腺機能亢進症)が関与する可能性が考えられます。
以下のような場合には甲状腺機能の検査を検討することをおすすめします。
- 発汗が突然増えた場合
- 動悸や体重減少、疲れやすさ、手の震えなど他の症状がある場合
- 家族に甲状腺疾患の既往がある場合
【甲状腺機能検査】は血液検査で簡単に行えますので、かかりつけ医に相談してください。
⚪栄養学的アプローチについて
精神的要因以外にも、体内の栄養バランスが多汗に影響することがあります。特に以下の点を見直すと効果的かもしれません。
- 1. ビタミンB群の充足
ビタミンB群はエネルギー代謝や自律神経の調整に関与します。サプリメントでの補給が効率が良いですね。 - 2. マグネシウム補給
マグネシウムは筋肉の緊張を緩和し、自律神経を整える効果があります。ナッツ類、葉物野菜、豆類に加え、サプリメントを利用するのもよいでしょう。 - 3. 水分補給と塩分のバランス
多汗による水分と電解質の喪失が脱水や疲労感を引き起こすことがあります。
水とともに適度な塩分の摂取を心がけてかださい。ビタミーナが効果的です。 - 4. 亜鉛の摂取
亜鉛はホルモンバランスや皮膚の健康に関与します。発汗でも消耗量が上がります。サプリメントでの補給が効果的です。 - 5. 刺激物の控えめ摂取
カフェインやアルコール、辛い食品は発汗を誘発する場合がありますので、適度にして控えるようにしてください。 - 6. ライフスタイルの見直し
リラクゼーション:深呼吸や瞑想などでストレスを軽減することが、発汗の改善に役立つことがあります。
体温調整:吸湿性や通気性の良い衣服を選ぶことも効果的です。
甲状腺検査を含む医師の診断と、栄養と生活習慣の見直しを並行して行うと、より早く原因究明と改善が期待できると思います。