-FAQ-
高校2年生の息子についてです。
中学3年生頃から顔にニキビができ始め、高校受験の前にはストレスからチョコレートを過剰に食べていたようで、さらにひどくなりました。
いろいろ試したのですが、あまり変わりませんでした。
今は、こちらで学ばせていただき、亜鉛とビタミンBを4月頃から朝晩飲んでいます。
最近、ビタミーナを購入して飲み始めました。
ピークの頃よりは落ち着いているものの、まだ完全には治りません。
ビタミーナを飲み続けるべきか、追加で摂取すべき栄養素があるか教えていただけますか?
また、食生活についてはラーメンは好きですが月に1回程度しか食べておらず、夏休みや週末の昼食ではパンやうどんなど小麦製品を食べることが多いです。
小麦や乳製品を控えるようにしたほうが良いでしょうか?
また、きび砂糖やてんさい糖も控えたほうが良いでしょうか?
肉や魚、大豆製品は比較的好き嫌いせず食べますが、卵をもう少し増やそうと考えています。
さらに、息子は赤身の肉やレバーを好んで食べますが、レバーは頻繁には食べません。
娘が貧血のためにニュートライズのヘム鉄を飲んでいますが、息子も亜鉛、ビタミンBに加えてヘム鉄も摂取したほうが良いでしょうか?
ビタミンB、亜鉛、ビタミーナの選択は非常に良いですので、このまま継続してください。
亜鉛は皮脂分泌の調整に役立ち、皮膚の健康を保つためにも重要です。
ニキビがある時は、特に亜鉛が不足しやすいため、適切な摂取が効果的です。
息子さんは成長期でもあるため、肌の再生に必要なタンパク質の摂取も意識してください。
肉、魚、卵、大豆製品など、良質なタンパク質を増やすことが大切です。
また、小麦粉、乳製品、砂糖を控えることは効果的です。
腸内環境と肌の健康は密接に関係しているため、これらの食品を控えるとニキビの改善が早まる可能性があります。
きび砂糖やてんさい糖についてですが、血糖値の乱高下を抑える観点からは、これらもおすすめではありませんが、白砂糖よりは良い選択です。
できるだけ、砂糖を含むお菓子やスナック菓子を控えることが大切です。
おやつには甘いものではなく、肉巻きおにぎりや焼き鳥など、栄養価の高い補食を心がけましょう。
また、成長期の男の子は鉄が不足しやすい傾向があります。
鉄はコラーゲンの生成にも関わっており、潜在的な鉄欠乏があると肌の再生を妨げることがあります。
赤身の肉やレバーを積極的に摂取することも、ニキビの改善に役立つかもしれません。
さらに、ニキビに効果的な栄養素としては、以下が挙げられます。
- ビタミンA
皮膚のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを防ぎます。
緑黄色野菜や卵黄に多く含まれています。 - ビタミンC
コラーゲンの生成を助け、炎症を抑える働きがあります。
柑橘類、イチゴ、キウイフルーツ、ブロッコリーなどに豊富です。
ビタミーナにも豊富に含まれています。 - 亜鉛
皮脂の分泌を調整し、皮膚の健康を保つために重要です。
魚介類、肉類、種実類(特にかぼちゃの種やナッツ類)に含まれています。 - オメガ3脂肪酸
炎症を抑える働きがあり、皮膚の健康をサポートします。
魚(特にサーモンやサバ)、亜麻仁油、チアシードなどが良い供給源です。 - プロバイオティクス
腸内環境を整え、炎症を減少させることができます。
ヨーグルトやキムチ、納豆などの発酵食品に多く含まれています。
内面からの栄養を整えることで、外用剤の効果もより発揮されやすくなります。
皮膚が健康になることで、外用剤の浸透が良くなり、炎症のコントロールや皮脂のバランスが改善されることが多いです。
皮膚科での相談も合わせて検討すると、より早い改善が期待できます。
また、息子さんにヘム鉄を朝晩1粒ずつ試してみることもおすすめです。
ビタミンBとヘム鉄を併用することで、ミトコンドリアの機能が促進され、エネルギー産生がスムーズになります。
そのため、勉強の集中力向上など、他の良い効果も期待できるでしょう。