-FAQ-
小学3年生の息子ですが、よく具合が悪くなります。
夏のはじめに運動会の練習中に倒れたり、最近も蒸し暑い室内で20分ほど立っていたら真っ青になり吐いてしまいました。
3歳くらいから車酔いがありましたが、最近は良くなっています。
私自身も子供の頃、朝礼中によく倒れていました。
どんなことが考えられますか?
現在、ビタミンB群とヘム鉄を朝晩各1錠ずつ飲んでいます。
お話の内容から考えられるのは、「起立性調節障害(OD)」や「自律神経の不安定さ」を背景とした循環の問題が中心にありそうです。
🩺 考えられる主な要因をまとめてみました。
1. 起立性調節障害(OD)
長時間立っていると血圧が下がり、脳への血流が一時的に不足して気分が悪くなる、顔面蒼白・吐き気・失神などが起こることがあります。
特に成長期の小学生〜中学生男子に多く、朝に弱い、立ちくらみ、疲れやすいなども特徴です。
2. 自律神経の発達と環境ストレス
暑さや湿度、緊張、睡眠不足などが誘因になりやすく、交感神経・副交感神経の切り替えがうまくいかない状態です。
3. 血液循環と酸素供給の問題
血管の収縮力や赤血球内のエネルギー産生(ミトコンドリア機能)が弱いと、脳や筋肉への酸素供給が低下し、めまいや嘔気を起こしやすくなります。
4. 低血糖やエネルギー不足
朝食の量が少ない、糖質中心でたんぱく質が不足している場合、血糖値が急降下しやすく「立ちくらみ・吐き気」につながります。
要因として、何か当てはまりそうな事はありますでしょうか?
📍栄養療法の観点からのポイント
現在ビタミンB群とヘム鉄を摂取されているのは非常に良い方向です。
お食事でタンパク質をしっかりと増やすようにしましょう。
成長期のお子様の栄養需要量はとても高くなります。
ビタミンBやヘム鉄も各1粒ずつなど、もう少し増やしても良いかもしれません。
継続して様子を見て下さいね。
