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よくあるご質問

-FAQ-

中学3年の息子が、過敏性腸症候群と起立性調節障害(体位性頻脈症候群)の診断を受けて約1年になります。
朝は起きた直後から胸と胃の中間あたりのムカムカが2〜3時間続き、昼過ぎには腹痛や下痢、ガス、お腹の張りが出やすい状態です。
夜寝る前にもムカムカすることがあり、立ち上がるとめまいが起こることもあります。
夜は24時前後に就寝し、朝は9〜10時頃に目覚め、起き上がれるのは11時頃からです。
現在は、起床時に塩飴と常温の水をとり、苓桂朮甘湯・小建中湯・ラックビーを服用しています。
朝食は食べず、昼は胃腸にやさしいものを少量、夕方に散歩やジョギング、夕食前に短時間の筋トレを行っています。
水分もこまめに摂っています。
フェリチン値は94で、半年前に脊髄のMRIで脳脊髄液減少症の診断も受けました。
OS-1を毎日1本、酸素ルームを週2回、2か月続けましたが、あまり効果を感じていません。
以前、低FODMAP食を10日ほど試しましたが改善を感じられず、負担も大きかったため中止しました。
一方で、学校の長期休み中は、朝の強い気持ち悪さ以外は、お腹の調子も含めて症状が比較的落ち着くことが多いです。
このような経過から、SIBO(小腸内細菌異常増殖症)の可能性は低いと考えてよいのでしょうか。
また、食事や栄養面で今後どのような点を意識すればよいか、アドバイスをお願いします。

中学3年生の息子さん、1年間も体調の波と向き合ってこられて、本当によく頑張っておられますね。

お母さまも日々のサポート、とても大変だったと思います。

 

詳しく状況をご説明いただきました。

いただいた情報からすると、息子さんの症状には 自律神経系の乱れ・低血糖傾向・腸内環境の不安定さ が複合して関係していそうです。

 

症状の背景を整理してみますと、

 

1. 起立性調節障害(体位性頻脈症候群)

 

  • ・朝の血圧上昇が遅く、交感神経の働きが立ち上がりにくい。
  • ・夜間に低血糖の可能性あり
  • ・朝のムカムカ」「立ちくらみ」は、自律神経の切り替えのバランスの悪さにある可能性があります。

 

2. 過敏性腸症候群(IBS)

 

  • ・自律神経と腸は“迷走神経”でつながっており、心身ストレスや睡眠リズムの乱れで腸の動きが過敏になります。
  • ・ガスや腹痛、夜のムカムカは、腸内の発酵や胃酸逆流が関わることも。

 

3. 脳脊髄液減少症

 

  • ・起立時の頭重感や倦怠感、自律神経失調のような症状を重ねやすくします。
  • ・水分・塩分・タンパク質の補給が非常に重要です。

 

過敏性腸症候群の影にはSIBOに小腸内細菌異常増殖症)が隠れていることがとても多いです。

 

1年間、色々試行錯誤していらっしゃったと思いますが、一度お試しいただきたいことをお示ししますね。

 

本当は、詳しい腸内環境の検査をしてみないとSIBOかどうかは判断が難しいところです。

 

息子さんの場合:

 

  • ・休み期間に症状が安定する
    → ストレスや自律神経リズムの影響が強い
  • ・低FODMAPを10日試しても改善しなかった
    → SIBOであれば、通常1週間でもガスや腹痛の軽減が感じられることが多い
  • ・朝のムカムカ・立ちくらみ・午後の腹部不快感
    → 自律神経(交感・副交感の切り替え)の乱れが影響していて、夜間低血糖の可能性が高い

 

👉 よって、

「SIBOがあっても軽度・二次的なもの」で、主な原因は“自律神経性IBS” と考えるのが自然かもしれません。

 

ですが、完全にSIBOを否定するわけではありません。

なぜなら、IBSや自律神経の乱れが長く続くと、腸の動きが鈍くなり、結果的にガスや細菌の滞留が起こるからです。

 

息子さんの場合は、自律神経を安定させる生活リズムの整え方+腸内環境の緩やかな改善 が優先のようです。

 

血糖コントロールが自律神経バランスの安定に密接に関与しています。

 

血糖コントロール安定のために

 

  • ・OS1はやめて、デキストリンが入っている『ビタミーナ』を入れて水分補給をする。
  • ・食事は少量頻回でタンパク質を意識して摂る。食事の回数は小まめにして多くなっても構いません。

 

小麦粉、乳製品、砂糖はできるだけの除去をお勧めいたします。

 

現状の状態をきちんと把握するためにも、栄養解析のほか、有機酸検査、GI-MAP検査などの腸内環境をきちんと調べるためのバイオロジカル検査も受けてみることをお勧めいたします。

 

自費診療になりますので保険は効きません。

今後の正確な治療方針獲得のために必要だと思います。

 

1.SIBOを考慮したときの「発酵・血糖・塩分」のバランス

● 発酵性糖質(FODMAP)による悪化

SIBOでは、腸内のガスや腹部膨満の主な原因が小腸内での糖質発酵 です。

 

避けると良い代表的な食材:

 

  • ・小麦製品(パン、うどん、パスタなど)
  • ・乳製品(牛乳、ヨーグルト)
  • ・玉ねぎ、にんにく、りんご、はちみつ
  • ・豆類(大豆も怪しいことがあります)
  • ・人工甘味料(ソルビトールなど)
  • ・発酵食品

 

積極的に摂りたい食品は、動物性タンパク質、主食は米、野菜はクセのない葉物野菜など。

 

低FODMAP食で検索すると、出てくると思います。

 

SIBOの場合は、一般にお腹に良いとされるものが合わないことがあります。

 

ラックビーももしかしたら合わない可能性もあります。

お腹のガスなどが強ければ、一旦抜いて様子を見るのも良いかもしれません。

 

🧃2.OS-1が合わない可能性について

ご指摘の通り、OS-1はブドウ糖濃度が高く、浸透圧も高いため、SIBOでは下痢・ガスを助長するリスク があります。

 

特に朝一番など消化管が過敏なタイミングでは、腸内でブドウ糖が細菌の“エサ”になって発酵→ガス・不快感につながりやすいです。

 

🩸代替案:血糖変動を抑えつつ塩分・水分を補う飲み方

 

  • • 常温の水200mL+天然塩ひとつまみ+レモン汁少量
     → ブドウ糖なしでナトリウムを補給でき、血糖急上昇も防げます
  • • あるいは グルコースではなくデキストリン少量入りの経口補水液(糖質吸収が緩やか)

 

この方法なら、起立性の脱水対策を保ちながらSIBOを悪化させないことができます。

 

🥦3.血糖安定と腸環境の両立ポイント

 

SIBO+起立性調節障害の方では、

 

  • • 朝:副腎機能が低下していて血糖が上がりにくい
  • • 腸:糖が入るとすぐ発酵しやすい

 

という“相反する課題”があるんです。

 

したがって次のようなステップで進めるのが安全で

 

🌅 朝(起きる前〜1時間)

 

  • ・水+塩(ブドウ糖なし)
  • ・体を起こせるようになったら、タンパク質+脂質を含む軽食
     → 例:ゆで卵・豆腐・バナナ少量・米粥
     → ニュートライズの『エナジーブースター』を利用するのも有効

 

🍱 昼

 

  • ・低FODMAPの主食(白米や米粉)+魚・鶏肉・野菜スープ
  • ・油はオリーブ油または中鎖脂肪酸(MCTオイルを少量)

 

🌙 夜

 

  • ・発酵を促す糖を控え、食後は上体を30°ほど起こして胃逆流を予防

 

💊4.サプリ・栄養サポート

(栄養療法専門の医師相談前提)

 

  • ビタミンB群(特にB1, B6, B12)…エネルギー代謝と神経支持
  • ・マグネシウム(クエン酸Mgなど腸に優しい形)
  • ・プロバイオティクスは慎重に選択:
    SIBOでは一般的な乳酸菌は悪化する例もあります。

 

是非ともニュートライズの基礎栄養のサプリメント。

 

 

をお試しいただきたいですが、腸内環境からのアプローチは必須だと思います。