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よくあるご質問

-FAQ-

50代女性です。
祖母と母が骨粗鬆症で、私も更年期を迎え、年に一度デキサ法で骨密度検査を受けています。
腰椎は問題ありませんが、大腿骨の骨密度が同年代の90%と下がってきています。
運動は水泳やヨガ中心で、保育士として働いていますが、日焼け止めを使う生活をしています。
食事はバランスよく摂っており、標準体型です。
整形外科で血中ビタミンDを測定したところ、25-OHビタミンDの値が24.5と不足していました。
昨年からアルファカルシドール1.0を1日1錠服用していますが、この値なので吸収されていないのかと思っています。
現在はエストロジェルを3年使用中(子宮は全摘)で、葉酸・カルシウムマグネシウムのサプリも飲んでいます。
ビタミンDを増やすにはどのくらいサプリで追加して良いのか、またカルシウムやマグネシウムと一緒に摂っても良いのかを知りたいです。
さらに、アルファカルシドールは活性型ビタミンDで25-OHビタミンDの検査には反映されないと聞きましたが、その理解で正しいでしょうか?
活性型ビタミンDを服用している場合の検査指標、そしてカルシウムの適量についても教えてください。

整形外科できちんと検査をして骨粗鬆症の対策もされていますね。

 

整形外科で一般的に処方されるビタミンD製剤はアルファカルシドール(α-カルシドール)で、活性型と呼ばれるビタミンDです。

 

これは作用も強力ですので、活性型のビタミンDを服用していらっしゃるのでしたら、サプリメントの併用は必要ないのでは?との見解、整形外科医の富所先生にも確認いたしました。

 

そのまま、アルファカルシドールの服用を継続し、定期的に血清カルシウムや1,25(OH)₂Dをチェックすることが推奨されます。

 

活性型のアルファカルシドールの服用では、25OHビタミンD(サプリメントで取るビタミンD3と呼ばれる貯蔵型)の血中濃度は上がりません。

 

もしかしたら、検査の指標を間違えて採血されたのかも?と思いました。

 

活性型ビタミンDを摂取している時の検査指標は1,25(OH)₂Dとなります。

 

カルシウムも併用して摂取しても良いですが、血中のカルシウム値が上がりすぎないよう血清カルシウム濃度もかかりつけの整形外科で測定してもらい、検査データを指標にアドバイスをもらって下さいね。

 

一方で、サプリメントで使われるビタミンD₃(コレカルシフェロール)は前駆体型で、肝臓・腎臓の2段階で活性化されていくため、自然な体内調整が働き、過剰になりにくいという特徴があります。

 

「活性型(アルファカルシドールなど)」と「前駆体型(コレカルシフェロール=ビタミンD₃)」は、目的と体の状態によって使い分けると思います。

 

腎機能が低下していて、ビタミンDを活性化する力が弱い方や骨粗しょう症の治療中で、医師の管理下で骨代謝を積極的にサポートしたい場合は、活性型が処方されると思います。

 

健康維持や不足の補充目的なら「ビタミンD₃(サプリ)」で良いでしょう。