-FAQ-
昨日、豆乳とエナジーブースターを飲んで寝ました。
いつもより深く眠れた感じはありましたが、4時すぎに目が覚めてから眠れず朝になりました。
このまま飲み続けてよいでしょうか?
また、ヘム鉄を数日やめても下痢が治らず、おそらく過敏性腸症候群が再発したようです。
(13年前に経験し、その後10年ほど症状なく過ごしていました。)
昨日から生理になったのでヘム鉄を再開したところ、今朝は真っ黒な下痢でした。
過敏性腸症候群の場合でも、アドバイスいただいた食事療法を続けてもよいでしょうか?
お腹の調子の悪い方は、消化と吸収の力も低下しがちですから、単に栄養療法でサプリメントを補充しても改善がなかなか得られにくいです。
IBS(過敏性腸症候群)のお腹の張り・ガス・痛み・下痢や便秘の背景には、腸内の菌のバランスが崩れる 「SIBO」や「SIFO」 が関わっている場合があります。
📍SIBO(小腸内細菌増殖症)
本来、小腸には大腸ほど多くの菌はいません。
ところが何らかの理由で小腸に細菌が増えすぎてしまう状態がSIBOです。
📍SIFO(小腸内真菌増殖症)
こちらは細菌ではなく、カンジダなど“真菌(カビの仲間)”が増える状態です。
SIBOやSIFOがあると、発酵しやすい食べ物(FODMAP)を摂っただけでお腹が一気に張りやすくなるため、IBSの症状と非常によく似た反応が起きます。
IBSの方が
- • 玉ねぎ・ニンニク
- • 小麦
- • 乳製品
- • 果物
で症状が出やすいのはこのためです。
📍改善のポイントをシンプルにまとめました。
① 発酵しやすい食べ物を控える(低FODMAP)
→ まず腸の負担を減らす
小麦粉、乳製品、砂糖、ニンニク、玉ねぎを抜いてみる。
大豆が合わない方もいらっしゃいます。
そうなると豆乳は🆖です。
② 胃酸・消化力を整える
→ 細菌や真菌の増殖を防ぐ
消化酵素はぜひ使用したいですね。
③ 腸管バリア機構を丈夫に再生する栄養素を入れる。
→ 栄養療法(グルタミン、亜鉛・ビタミンB群・ビタミンA、ビタミンD、消化酵素など)も有効
④ 必要に応じて除菌・除菌サポート
→ SIBO/SIFOが強い場合は専門的なケアが必要
お近くに消化管の改善に精通した栄養療法のドクターがいらっしゃるようでしたら、ぜひご相談された方が良いと思います。
