-FAQ-
現在不妊治療中で、葉酸サプリ(ミタス)を飲んでいますが、軽い貧血気味のため御社のヘム鉄も気になっています。
ヘム鉄サプリには葉酸も含まれているので、今飲んでいるミタスを中止したほうが良いのか、葉酸の過剰摂取にならないか心配です。
ネットで調べると葉酸の摂取上限は1000µgと書いてあり、ミタス(葉酸400µg)+ヘム鉄(3粒分で葉酸900µg)で合計1300µgとなり、上限を超えてしまいます。
またミタスとヘム鉄は成分が重複しているものもあり、併用が不安です。
現在の摂取サプリメントは以下です。
ミタス:葉酸400µg、ヘム鉄5mg、ビタミンB群、ビタミンC・D・E、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、乳酸菌、ラクトフェリン等 ユテラ(病院から紹介:子宮内膜炎検査で陽性だったため) ルナリズムのラクトフェリン(ユテラ膣錠を使用しない期間に継続予定)
フェリチン値は2年半前の検査で17と低めで、不妊治療に向けて鉄分補給をした方が良いと考えています。
選択肢としては
①ミタス+ユテラ+ヘム鉄(規定量)
②ミタス+ユテラ
③ミタス+ユテラ+ヘム鉄(ヘム鉄の量を調整)
④ユテラ+ヘム鉄(ミタスは中止)
どの組み合わせがよいでしょうか?
また、御社のヘム鉄は妊活サプリとしても使えますか?
ラクトフェリンは継続しても良いでしょうか?
葉酸は妊娠初期には特に重要な働きをするので、不妊治療の皆様、ご自身で積極的にお取りになっている方が多いですね。
ニュートライズのヘム鉄に配合されている葉酸は効率よく造血を促進するために配合されています。
葉酸自体は水溶性ですし、不足するより多めに摂取していた方が良いと考えています。
ビタミンBのサプリを補充するのでしたら葉酸サプリは特に必要ないと思うのですが、ヘム鉄との併用は問題はないと思います。
ミタスの内容成分のご提示も感謝いたします。
選択肢①の3個とも併用で問題ありません。
葉酸は水溶性ビタミンで、体に余分な分は尿から排出されます。
そのため、欠乏してしまうリスクの方が、少し多めに摂ることよりもずっと大きな問題になります。
また、少し難しいですが、詳しく申し上げると、日本人は葉酸の利用効率を下げるMTHFR遺伝子多型を持つ割合が高く、同じ量を摂っても体内で十分に働かない方が少なくありません。
特に妊娠を望む時期や不妊治療中は、細胞分裂や胎児の神経管形成に葉酸が不可欠なため、「やや多め」を意識する方が安心です。
耐用上限量は「安全マージンを広くとった目安」であり、短期間で多少多くなっても健康への影響はほぼありません。
不足して後悔するよりも、しっかり満たして未来につなげることが大切です。
そしてヘム鉄は妊娠前から妊娠中も必ず摂取してほしいです。
不妊治療の皆様
本当にほぼ全員潜在性の鉄欠乏があるといっても過言ではありません。
フェリチン17は重度な潜在性鉄欠乏といえます。
赤ちゃんはお母さんの鉄をむしり取るようにして大きく成長します。
鉄不足のお母様から生まれたお子様も鉄欠乏の可能性が高く、発達のトラブルも多く見られます。
妊娠中の鉄の補充は未来の赤ちゃんの健康も守ります。
しっかり摂取して下さい。
ニュートライズのヘム鉄は細胞レベルでの分子栄養学的には基本となるベースサプリです。妊活向きにももちろんカバーしますので、安心してください。
ちなみに妊娠成立前からビタミンDの血中濃度を必ず引き上げておきましょう。
着床率アップ、流産防止にエビデンスがあります。
そして妊娠成立が確認できたならば、ミタスは卒業してニュートライズのビタミンBに切り替えることをお勧めいたします。
ラクトフェリンはずっと飲んでいて構いません。
ニュートライズのヘム鉄にも吸収効率を高めるために配合されていますので、ラクトフェリン飲み終わったら、ヘム鉄摂取だけで良いと思います。