-FAQ-
妊娠初期から学ばせていただき、無事に出産し、現在生後3か月の子どもを育てています。
① 子どものビタミンDリキッドスプレーの服用量についての質問です。
現在は混合授乳で、授乳時にビタミンDリキッドスプレーを3日に1回、乳首に塗って与えています。
発達面は月齢相応に感じますが、体重増加が緩やかになり、1日あたり約6g程度まで落ちています。
出生時の検査は問題なく、新生児期から生後2か月前半までは体重増加も順調でした。
最近、湿疹や乾燥などアトピー性皮膚炎のような肌荒れが強くなり、皮膚科にも相談しています。
体重増加と肌荒れは関係があるのでしょうか。
また、このような場合、ビタミンDスプレーの頻度を増やしてもよいのでしょうか。
② 母乳についての質問です。
生後2か月頃までは完母でも問題ないと言われていましたが、最近は母乳量にムラがあり、張りすぎる日とほとんど張らない日があります。
現在、オリーブD、亜鉛、ヘム鉄、ビタミンBを服用しています。
母乳量を安定させるために、食事で気をつけるポイントがあれば教えてください。
メンバーコメント
ご出産おめでとうございます。赤ちゃんも健やかにお育ちのようですね。
赤ちゃんの体重増加についてですが、それほどご心配なさらなくて大丈夫だと思います。
赤ちゃんには、しっかり飲める時とそうでない時がありますし、助産院でミルク量の調整もされているとのことですので、1日に何グラム増えているかを細かく気にしすぎなくて問題ありません。
NICUでの経験上、毎日の体重増加を厳密に追う必要があるのは、ごく低出生体重児など限られたケースです。
普通分娩で生まれた赤ちゃんの場合は、日単位ではなく、数週間から数か月単位で見ていけば十分です。
授乳量や飲み方によって体重の増え方には個人差がありますので、「平均で何グラム増えなければいけない」と考えなくて大丈夫です。
赤ちゃんの機嫌が良く、しっかり飲めていて、排便もあるようであれば、過度な心配はいりません。
母乳の出方は、お母さんのメンタル状態にも大きく影響されますので、しっかり食事と水分をとり、ゆったりした気持ちで過ごすことが大切です。
赤ちゃんの飲む量が多い場合、お母さんの食事量が少ないと母乳が足りなく感じることもあります。
その場合は、夜食におにぎりを食べるくらいでも構いません。
逆に、赤ちゃんの飲みが少なく母乳が張りすぎるような時には、食事量を少し調整してみるなど、お母さんの食事で様子を見るのも一つの方法です。
子育ては、その時々で状況が変わっていくものです。
まずはお母さん自身が「大丈夫」と思える気持ちで、しっかりご飯を食べ、赤ちゃんと一緒に休むことを大切にしてください。
サプリメントについては、別途アドバイスがあると思いますので、そちらを参考にしていただければと思います。
島野さんコメント
ご出産、本当におめでとうございます。
そして、ここまで大切に学びながら育児をされていることは、本当に素晴らしいことだと思います。
メンバーが書いてくださっている通り、赤ちゃんの体重増加は「日単位」よりも「数週間〜数ヶ月単位」で見ることがとても大切で、ご機嫌・飲み・排泄が保たれているのであれば、過度に心配しすぎなくて大丈夫なケースが多いです。
そのうえで、栄養の視点から補足させてくださいね。
① 赤ちゃんのビタミンDと、体重増加・肌荒れの関係について
まず前提として、ビタミンDが直接的に体重増加を抑制することは基本的にありません。
一方で、
- ・肌荒れ(湿疹・乾燥・アトピー様症状)
- ・体重増加がやや緩やか
- ・ご家族にアレルギー体質がある
という点を合わせて考えると、
👉 腸の成熟・免疫バランス・炎症の影響
が間接的に関与している可能性は考えられます。
ビタミンDは
- ✔ 免疫の過剰反応を抑える
- ✔ 皮膚バリア・腸管バリアの土台を支える
という役割があり、「天然のステロイド様作用」と表現されることもありますが、あくまで“調整役”であり、即効薬ではありません。
現在の「3日に1回、授乳時に乳首に塗布」という方法は、とても丁寧で安全な使い方です。
🔸 頻度を上げるかどうかについては
- ・すでに皮膚科で相談中であること
- ・月齢がまだ低いこと
を踏まえると、
👉 現状は自己判断で増やさず、皮膚科・助産院と情報共有しながら調整が安心だと思います。
(もし変更する場合も、「毎日少量」など穏やかな調整が基本になります)
② 肌荒れと体重増加は関係がある?
はい、完全に無関係とは言い切れません。
皮膚に炎症が強い時期は
- ・体内でエネルギーや栄養が「修復」に多く使われる
- ・腸の吸収効率が一時的に落ちる
ということがあり、結果として体重増加が緩やかになることもあります。
これは「異常」というより、今は体ががんばって調整している途中と捉えていただいて大丈夫なケースが多いです。
③ お母さまの母乳量のムラについて
これも、とてもよくあることです。
母乳分泌は
- ・ホルモン
- ・睡眠
- ・水分
- ・エネルギー(特に糖質)
- ・精神的な安心感
の影響を強く受けます。
すでにオリーブD・亜鉛・ヘム鉄・ビタミンBをしっかり摂られているのは、とても良い土台です。
食事面で意識するとよいポイントは、
- ✔ 「主食(ごはん)」を怖がらない
→ 夜食のおにぎりも◎ - ✔ たんぱく質は毎食、少量ずつでも
- ✔ 汁物・スープ・温かい飲み物で水分を“体に入れる”
- ✔ 空腹時間を長くしすぎない
張りすぎる日・出ない日があるのは、母乳量が「需要と供給を調整している途中」とも言えますので、
「安定させなきゃ」と思いすぎなくて大丈夫です。
育児は、正解を探すほど不安になりやすいものです。
でも、ここまで丁寧に向き合っておられる時点で、赤ちゃんにとっては十分すぎるほどの愛情と環境が整っています。
「私はちゃんとやれている」
「今は調整の時期」
と思って、少しご自身を緩めて一息ついて下さいね。
