-FAQ-
栄養解析について質問です。
ある化粧品・サプリメーカーで、尿検査によって不足している栄養素を調べ、その人に合ったサプリを提案するサービスがあると知りました。
血液検査と尿検査では、分かることや結果にどのような違いがあるのでしょうか。
とても興味深いご質問ありがとうございます。
きっと他のメンバー様も気になっていることではないでしょうか?
『血液検査と尿検査の違い』
結論から言いますと「見ているもの」「わかること」がかなり違います。
どちらが優れているというより、役割が違うと考えると理解しやすいです。
📍血液検査でわかること(体の“現在の状態”)
血液=今、体の中にどれくらいあるか・どう使われているか
- ✔ 体内に「どのくらい存在しているか」
- ✔ 不足・過剰・慢性的な欠乏の有無
- ✔ 臓器や代謝の負担状況
例
👉 分子栄養学的な「土台評価」に必須
👉 長期的・慢性的な不足の把握が得意
📍尿検査でわかること(体の“使われ方・流れ”)
尿=使った結果、余ったもの、代謝の途中経過
- ✔ 栄養素が「うまく使えているか」
- ✔ 代謝経路が滞っていないか
- ✔ 抗酸化・解毒・エネルギー代謝のクセ
例
- • 有機酸:ビタミンB群の利用効率
- • 乳酸・ピルビン酸:エネルギー代謝の偏り
- • キヌレン酸系:ストレス・炎症の影響
👉 機能評価・代謝評価が得意
👉 「足りない」より「回っていない」が見える
「尿で足りない栄養素がわかる」は本当?
ここは要注意ポイントです。
尿で多く出ている
→「過剰」ではなく
→ 使えずに捨てている可能性
尿で少ない
→ 本当に足りないとは限らない
つまり
❌「尿=体内不足量」ではない
⭕「尿=代謝の結果」
を表すと言えます。
📍サプリ提案としての違い
尿検査ベースの提案
- ・短期的
- ・機能改善アプローチ
- ・「今の回りを良くする」視点
血液検査ベースの提案
- ・中〜長期的
- ・体の土台づくり
- ・「貯める・満たす」視点
👉 本来は、血液で土台を確認 → 尿で使われ方を微調整が理想です。
📍実務的なまとめ
尿検査だけでの「あなた専用サプリ」提案は情報が偏りやすい
特に
- ・鉄
- ・亜鉛
- ・ビタミンD
- ・タンパク代謝
は血液評価なしは危険なこともあります
